マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」- 第7話:激安カニは売れるか?
業務命令で激安でカニを売るネットショップに出張し、そのカラクリを探る三ノ宮。
前回までのあらすじ(前回を見る)
中堅商社のWeb担当者・三ノ宮は、上司鈴木部長から課される数々の試練を乗り越えつつ成長していた。そんなある日、突然三ノ宮は北海道へ出張させられることになった。鈴木部長からまた新たな難題を吹っかけられたのだ。
まとめ
あるネットモールでのこと。そのモールの社長が絶賛したというタラバガニを注文してみました。「定価12,000円」に×がつけられ、「4,800円でお買い得」とあります。さっそく取り寄せて、1.2kgと表示にあった冷凍タラバガニを解凍すると、900gを下回り、単純に25%が水だったと知りました。身はスカスカで味が抜けていたのは「自然解凍」が悪かったのでしょうか。
今回、紙幅の関係で掘り下げてはいませんが、「カニ御殿」はネットのポテンシャルと自社の強みに気がつきそれを活用した優秀な企業であり、アコギな商売をしているということではありません。商売にはカラクリがあります。激安にはそれなりの理由があり、高級品と同等の品質を求める方が間違っているのです。ということを「他人の芝生」ではついつい忘れてしまいます。
IT企業の代表格のようなモールの社長は、カリスマシェフでも料理評論家でもなく、グルメという噂を聞いたことのない「優秀なビジネスマン」です。そんな彼がなぜ、自社のモールに出店する「カニ屋」のカニの味を絶賛したのか? 冷静になればわかることです。これも「カラクリ」です。
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