配列の美学(2)

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ヒューマンリソシア株式会社はコラム「配列の美学(2)」を公開しました。

Arrayクラスのメソッド
Arrayクラスのメソッドはいくつもありますが、非常に便利なものが沢山あります。例えば、「injectメソッド」はその典型ではないでしょうか。例えば、1から100までの合計を計算したいとします。プログラムの条件として配列を利用することにすると、普通の言語では以下のようなプログラムになると思います。配列を初期化して、eachメソッドで配列に順次アクセスして合計を表示しています。

リスト1

1 # -*- coding:utf-8 -*-
2
3 n=1
4 numbers = Array.new()
5 while ( n <= 100 ) do
6   numbers << n
7   n += 1
8 end
9
10 sum = 0
11 numbers.each do |n|
12   sum += n
13 end
14
15 puts sum

injectメソッド
「injectメソッド」を利用すれば、リスト1の10行目から13行目は1行で済むのです。

リスト2(1行目から9行目はリスト1と同様)

10 puts numbers.inject(:+)

更に、配列の表現方法を利用すると1から100まで合計の計算は実は1行で済みます。

リスト3(1から2行目はリストと同様)

3 puts (1..100).inject(:+)

実に簡単ですね。「injectメソッド」は畳み込み処理を行います。畳込み処理とは、リスト1の10行目から13行目のような処理を言いますが、詳しくは、Rubyのリファレンス・マニュアル(http://doc.ruby-lang.org/ja/1.9.3/class/Enumerable.html)のinjectメソッドの説明を御覧ください。

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http://resocia.jp/column/343/