ICP とは 意味/解説/説明 (アイシーピー) 【Internet Content Provider, Internet Content Provider License, Ideal Customer Profile】

インターネット・コンテンツ・プロバイダ。中国でのサイト開設ライセンス。企業版ペルソナ。
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読み方

アイシーピー

略語/フルスペル/訳語

Internet Content Provider, Internet Content Provider License, Ideal Customer Profile

(1)インターネット・コンテンツ・プロバイダ(Internet Contents Provider)

壁紙、着メロ、キャラクタースタンプなど、素材をユーザー向けに提供する事業者。インターネット接続のインフラを構築・提供する「インターネットサービスプロバイダ」(キャリア)に対し、非アプリのデータ提供を行う事業者だったため、こう呼ばれていた。「コンテンツサービスプロバイダ」とも。
携帯電話時代に多く存在したがスマホやアプリが主流となり、近年は大きく減少した。

(2)インターネット・コンテンツ・プロバイダ・ライセンス(Internet Content Provider License)

中国でWebサイトを公開するのに必要な許諾。中国はインターネット上の情報統制・検閲を行っているため、Webサイトはすべて登録制となっており、ICPライセンスを取得しライセンス番号などをページ上に表記する必要がある。

決済を行うサイトは商用ICPライセンスが必要で、企業の資本比率が51%以上でなければ取得できない。一方非商用ICPライセンスはオンラインからも取得可能と、比較的容易となっている。なおICPライセンスを取得していても、法律に違反していればサイトへの接続が遮断されたり罰則が付されたりする。

(3)アイデアル・カスタマー・プロフィール(Ideal Customer Profile)

「理想的な顧客」の意味。マーケティング活動を行うにあたり、さまざまなデータから仮想的なターゲットとして、自社の顧客企業を想定し、サービスの照準を合わせる手法などで利用される考え方。一般消費者個人を想定する「ペルソナ」に対し、BtoBにおける顧客企業の理想像を指す。