クロスロケーションズが位置情報と人流データでCRM施策を実現する「ロケーションCRM広告」開始
AI(人工知能)による位置情報データ活用プラットフォームを展開するクロスロケーションズは、位置情報と人流データによって潜在顧客との継続的なCRM(顧客関係管理)施策を実現する新サービス「ロケーションCRM広告」を始める、と12月17日発表した。店舗などの特定地点・エリア(POI)への来訪を記録・蓄積して潜在顧客のデータベースを構築し、広告配信と効果測定を可能にする。
ロケーションCRM広告は、同社が独自開発した位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine」のデータに含まれる広告IDのデバイス・ロケーションデータと、POIへの来訪を結び付けて分析する機能を応用。企業や広告主の要望に合わせて特定のPOIに訪問したIDを収集する「ロケーションCRMデータベース」を構築し、これに蓄積したIDを対象にスマートフォン広告配信を行う。
ロケーションCRMデータベースはPOIを起点にし、過去に訪問したことがあるユーザー、商圏の推定居住者、競合を訪れている消費者のIDを個人情報を除く形で把握して更新・蓄積。企業は、自社顧客以外のIDを含むCRM情報資産データベースとしてCRM施策やマーケティング活動に活用できる。加えてクロスロケーションズは、このデータベースに蓄積したIDへ位置情報広告を配信する。
広告配信は、同社が開発・運用する同プラットフォーム「Location Marketing Platform」を使い、広告配信後の来店計測を含むスマートフォン広告キャンペーンを実施する。許諾済みのユーザーの位置情報に基づくため、以前に訪問したことがある顧客や、似たような属性のユーザーにアプローチできる。データベースの構築・更新の基本料金は月額20万円。広告配信料は従量制となる。
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