“SNS疲れ”を感じる最大の原因は「知らなくていいことを知ってしまう」55.48%【Tier調べ】
Tierは、「SNS利用」に関する調査結果を発表した。20代~40代の男女1,000人が回答している。
過半数が“SNS疲れ”を感じている
まずSNSの利用状況を聞くと、ふだんSNSを使っている人は69.1%。その人たちに「1日の利用時間」を聞くと、「30分未満」28.65%、「30分~1時間未満」25.76%、「1時間~2時間未満」15.77%、「2時間以上」29.81%と、過半数が1時間未満だった。
一方で「SNSを日頃利用するなかで、ストレスや疲れを感じたことはありますか」と聞くと、「頻繁に感じる」14.07%、「時々感じる」40%となり、あわせて54.07%と、過半数が“SNS疲れ”を感じているのが現状だ。
そこで“SNS疲れ”を感じているとした人たちに「日頃SNSでストレスや疲れを感じる主な原因やきっかけ」を選択式で聞くと、「知りたくない情報まで知ってしまう」55.48%が最多。以下「他人の楽しそう/キラキラした投稿を見て自分と比較してしまう」39.73%、「コミュニケーションの頻度が増えすぎてしまう」23.29%が上位だった。
「誹謗中傷」「自分の投稿への反応」などより“知りたくないことを知ってしまう”というのが、SNS最大のストレスのようだ。ケースとしては、悲惨なニュース、アイドルや知人のスキャンダル、コンテンツのネタバレなどさまざまだが、情報過多時代にふさわしい1位といえそうだ。
6割近くが「SNSデトックス」を検討
SNS疲れに対しては、利用を一時的に取り止め、投稿しない・見ないという“SNSデトックス”が提案されている。SNS疲れを感じている人に「SNSの利用中止やSNSデトックスを検討したことはありますか」と聞くと、「はい」58.22%、「いいえ」41.78%で、6割近くがSNSデトックスを検討していた。
一方、しかし実際にSNSデトックスを行っても成功した人は36.47%に留まり、失敗63.53%が倍近く存在する。現代人とSNSはもはや切り離せないようだ。失敗した人に「SNSデトックスができなかった理由」を聞いても、「生活の一部になってしまい、無意識に利用してしまう」68.52%、「趣味などに関する最新情報を収集できず困る」53.7%という結果だった。
ちなみに「SNSを利用していて見かけたら、癒されると思うカテゴリ」では、「ペット・動物」41.85%、「音楽」28.52%、「お笑い」13.7%が上位だった。
調査概要
- 【調査対象】10代~40代の男女会員
- 【調査方法】Web回答(調査会社:アイブリッジ、同社のセルフ型アンケートツール「Freeasy」を利用)
- 【調査時期】2022年11月18日~23日
- 【調査人数】1,000人
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