IASがJICDAQ「広告掲載不適切コンテンツカテゴリ」対応のブランドリスク除外機能を提供

JICDAQ対応セグメントを開発、抵触コンテンツへの広告配信をリアルタイムでブロック

デジタル広告の検証・不正対策事業の米国Integral Ad Science(インテグラルアドサイエンス)=IAS=の日本法人は、デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)が定める「広告掲載不適切コンテンツカテゴリ」に対応した「ブランドリスク除外/ターゲティング機能」を提供した、と6月28日に発表した。広告主は、JICDAQが定めるカテゴリに該当するコンテンツにデジタル広告が配信されることを防ぐことができる。

JICDAQの認証を受けるには、「無効トラフィック対策」と「ブランドセーフティ確保」のいずれか一方か双方で、JICDAQが求める業務プロセスの基準を満たす必要がある。IASが開発した「JICDAQ対応セグメント」によるブランドリスク除外機能は、オンラインコンテンツの内容を詳細に解析して不適切カテゴリに抵触するコンテンツへのデジタル広告の配信をリアルタイムでブロックしたり、入札対象から除外したりできる。

JICDAQが定義する不適切コンテンツカテゴリは、①犯罪を肯定・美化して助長②売春や児童ポルノなど猥褻行為や違法な性表現③生命の死や暴力表現など醜悪、残虐な表現で不快感を与える④詐欺行為や悪徳商法など消費者を騙す⑤ヘイトスピーチなど差別や人権侵害⑥偽ブランド品の販売や海賊版サイトなど商標権や著作権を侵害⑦危険ドラッグなど違法薬物の販売や肯定⑧その他違法、不当、社会通念上好ましくない内容――の8種類。

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