作業効率UP! 行の先頭・文頭・カーソル操作の必須ショートカット集
今日は、編集者歴15年の私が使っている「これがないと仕事が手間取って時間がかかってしまう」ショートカットキーを紹介します。
編集者の本分は企画なのですが、編集作業は避けることはできません。その作業をスピードアップするために普段から使っているショートカットを紹介しましょう。
この記事では、入門編として、テキストエディタやWordと、ブラウザで使うショートカットキーを紹介します。
テキストエディタ、Word、ブラウザのテキストエリアなどで使うショートカット
行頭・行末に一瞬でジャンプ
[Home]キー / [End]キー
マウスを使って行頭ぴったりをクリックしなくても、カーソルキー([←][→]キー)で1文字ずつ動かなくても、[Home]キーや[End]キーを使えば、行頭や行末に一気に移動できます。
折り返し(表示上の折り返し)を行頭・行末とみなして移動するソフトが多いようです。ソフトによっては論理行頭・論理行末(改行文字の前後)への移動に割り当てられていることもあるかもしれません。
単語の区切りなどに効率的にカーソルを移動
[Ctrl]+[←]キー / [Ctrl]+[→]キー
ソフトによるのですが、[Ctrl]キーを押しながらカーソルを移動させると、ある一定の区切りごとに移動してくれることが多いようです。
Wordでは単語を認識して移動してくれるようです(スゴい!)が、ソフトによっては文字種別(漢字・かな・カナ・句読点・アルファベット)の区切りで移動する場合もありますし、英単語の区切りであるスペース単位で移動する場合もあります。
ファイルの先頭・末尾に一瞬でジャンプ
[Ctrl]+[Home]キー / [Ctrl]+[End]キー
ファイルの先頭や末尾(ブラウザのテキストエリア内ではテキストエリアの先頭や末尾)に一気に移動するには、[Ctrl]キーを押しながら、[Home]キーまたは[End]キーを使います。
文字を1文字ずつ選んでいく
[Shift]+[←]キー / [Shift]+[→]キー
[Shift]キーを押しながらカーソルを移動させると、「選択しながら移動」になります。
ということは、この「選択しながら移動」と前述の移動方法を併せて使うと、選択しながら一気に移動できます。以下にそれを説明していきます。
行頭・行末まで一気に選択
[Shift]+[Home]キー / [Shift]+[End]キー
カーソルの現在位置から行頭までまたは行末までを一気に選択できます。
ということは、[Home]キーを押してから[Shift]+[End]キーを押すと、行頭に移動してから行末までを選択することになるので、行頭からから行末までを一気に選択できるのです。
単語の区切りなどで効率的に選択しながら移動
[Shift]+[Ctrl]+[←]キー / [Shift]+[Ctrl]+[→]キー
ある範囲を選択しながら移動する場合は、[Ctrl]キーを押しながらだとスピードアップします。
現在のカーソル位置からファイル先頭・末尾まで一気に選択
[Shift]+[Ctrl]+[Home]キー / [Shift]+[Ctrl]+[End]キー
実は一番使うのはこのショートカットキーかもしれません。
ブログ記事やコンテンツをテキストエディタで作っていて、1つのファイルの頭のほうにタイトルとかも併せて書いているときに、CMSの入力画面に貼り付けるために本文部分を一気に選択するために使うと便利です。
ブラウザでの作業で使うショートカットキー
ページの先頭や末尾に一気にスクロール
[Ctrl]+[Home]キー / [Ctrl]+[End]キー
テキスト編集時と同様に、ブラウザでページを表示しているときに、ページの先頭や末尾に一気にスクロールできます。
CMSの入力画面では保存や送信のボタンがページの最下部にあることが多いですよね。ちょっと修正して送信ボタンを押す場合などによく使います。
ただしテキストエリア内にカーソルがある場合は、そのテキストエリア内での動作になりますので、ページをスクロールさせたいときは、テキストエリア外を1回クリックしてから操作します。
前のページ・次のページに移動
[Alt]+[←]キー / [Alt]+[→]
いちいちブラウザの[戻る]ボタンをクリックしなくても、キーボードだけで履歴の前後のページへ移動できます。
[戻る]だけなら[Backspace]キーでできるのですが、[進む]とのバランスで私はこちらを使うことが多いですね。
ブラウザの表示を拡大/縮小する
[Ctrl]+[+]キー / [Ctrl]+[-]キー
高解像度化して相対的に文字が小さく見える昨今のディスプレイでは、拡大して文字を読みたくなったり、画像部分を拡大して見たかったりしますよね。そういうときに便利です。
[Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを回すのと同じ動作ですね。
新しいタブを開く
[Ctrl]+[T]キー
意外とよく使います。ほとんどのブラウザは、新しいタブを開くとURL入力欄にカーソルが行くので、そのままURLを入力できます。
ちなみに、現在のタブを閉じるのは[Ctrl]+[W]キーです。
ロケーションバー(URL入力欄)を選択
[Alt]+[D]キー / [Ctrl]+[L]キー
新しいタブを開くことなく別のURLを入力したい場合に便利です。
昔は[Ctrl]+[L]だとURL入力のダイアログボックスが開くブラウザがあったので、私は[Alt]+[D]が染みついてしまっています。
FirefoxやOperaでは[Alt]+[D]の後に[Tab]キーで、検索ボックスにカーソルを移動できます(IEの場合はさらにもう1回[Tab]を押します)。
HTMLソースを表示する
[Ctrl]+[U]キー
他人のページのソースを見たい人は手癖になっているかもしれません。
ページ内で単語を検索する
[Ctrl]+[F]キー / [F3]キー
リファレンスなど長いページで目的のものを探すページ内検索をするときは、ショートカットキーを使うほうが早いです。というのも、検索ボックスを出したあとに行うのは検索キーワードの入力ですから、キーボードから手を離さないほうがいいのです。
ブラウザをフルスクリーン表示する
[F11]キー
通常は使いません。プレゼンなどでブラウザ画面を出すときは覚えておくと便利ですね。
テキストやHTMLの編集、企画書作り、ブラウザでの調べ物など、パソコンを使った作業をスピードアップするためには、ショートカットキーの活用がポイントになります。
マウスでメニューを選んで操作するには、キーボードからマウスに手移し、マウスポイントを見つけて操作対象まで目で見ながら動かしてクリックして、またキーボードに手を戻してという時間がかかります。
でもキーボードショートカットを使えば、一瞬で操作でき、思考の流れを途切れさせることなく作業できるのです。
キーボードショートカットを使いこなすと、作業にかかる時間を短縮できて、仕事が効率良くできるようになると思いますよ!
あ、あと番外編として、[Windows(旗マークのキー)]+[L]キーを紹介しておきます。
このショートカットキーを使うと、一瞬で画面をロックできます。離籍時などにはこのキーでロックする癖をつけておくのがいいでしょう。
ソーシャルもやってます!