Instagramは「盛り・映え」系から「隠し」系に? 上半期に流行った画像加工ランキング【APPTOPI調べ】

トップ10のほとんどが、“顔面を隠す系”の加工やフィルタで占められる結果に。

兼松グランクスが運営する女性向けライフスタイルメディア「APPTOPI」は、「2021年上半期Instagramで流行した画像加工ランキング」を発表した。APPTOPIの記事閲覧数、公式Instagramアカウント(@apptopi)の投稿のエンゲージメント数をもとに、APPTOPI編集部にて選定を行っている。

トップ10のほとんどが、顔面を隠す系の加工やフィルタ

それによると、韓国のインスタグラマーによるフェイスフィルターを使った加工「キラキラエフェクト」が、2021年上半期に流行した画像加工1位となった。顔面全体を星のようなキラキラが覆うような加工で、Instagramのストーリーズ機能(Spark AR)で利用できる。InstagramはもちろんTwitterやTikTokにも「キラキラエフェクト」を使った画像が多く投稿された。

「キラキラエフェクト」による画像加工の例

2位は、基本的な画像加工とも言える「渦巻」がランクイン。モザイクとは異なる手法で、顔面を隠すことができる。

「渦巻」による画像加工の例

3位には、iOSの機能「ミー文字」を使った「ミー文字加工」がランクインした。「ミー文字」は、目や鼻などのパーツを選択して思い通りの顔文字が作れる機能だが、この加工を使って、目や口を手軽にイラストに置き換えたりできる。表情のニュアンスを残せる一方で、サングラスを掛けたりさらにフィルター加工したりできるのが人気のポイントになったようだ。

「ミー文字」による画像加工の例

その他4位以下のランキングは以下のとおり。このうち、「キラキラエフェクト」と「脚長おじさん加工」以外は、すべて自分の顔を変えてしまう、あるいは隠す加工として使われている。「キラキラエフェクト」も盛りと同時に顔面がわかりにくくなる場合もあり、“顔面を隠す”方向性で加工が流行している。

これまでInstagramといえば、「盛り」「映え」系といった切り口で語られてきたが、女性の間では「自分の写真はアップしたいが、顔を見せるのは嫌だ」という矛盾した欲求、個人情報への不安感などが生じていると思われる。自分や友だちの顔、名札や校章、住所表示、写真に合わないロゴ、持っていることを知られたくないアイテム、身体の一部などなど……、意外と隠したい情報は多い。「隠し」系とも言えるこの流行が、今後どうなるか気になるところだ。

調査概要

  • 【調査対象】APPTOPI本サイトで配信した画像加工に関する記事、および公式Instagramアカウントでの投稿
  • 【調査方法】記事閲覧数、投稿のエンゲージメント数をもとにAPPTOPI編集部にて選定
  • 【調査期間】2021年1月~2021年6月
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