ネットショップの始め方を比較!見るべきポイントや出店方式別のおすすめサービスをご紹介|ECナレッジ

ネットショップを始めようとしている人の中には、どのような方法で、どこに開業すれば良いのか分からない人がいるのではないでしょうか。今回は、ネットショップサービスを提供している業者の選び方について解説します。ネットショップ開業の参考として、ぜひご一読ください。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

 

 (目次)

  • ネットショップの出店方式の選び方
  • 4種類の構築方法を知る
  • モール出店型の特徴とメリット
  • スクラッチ型自社ECの特徴とメリット
  • ASP型自社ECの特徴とメリット
  • インスタント型自社ECの特徴とメリット
  • まとめ

この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。  https://shopby.jp/ecknowledge/

ネットショップの出店方式の選び方

ネットショップを持つには、インターネット上のモールに出店したり、自社 サイト(自社ECともいわれる)を構築して開業したりする方法があります。
まずは、ネットショップの出店方法を選ぶ3つのポイントを解説します。

■集客面

ネットショップを開業し運営していくにあたって、集客は重要なポイントです。モール出店型であれば、出店当初からある程度の集客が見込めるでしょう。自社EC 型でネットショップを開業するのであれば、自社で一から集客を行なわなければなりません。

いずれにしても、ネットショップを開業するのであれば、多くのユーザーに早く認知される必要があります。ネットショップサービスが提供する集客の仕組みを利用するのも1つの方法です。また、日数はかかりますが、自社でSNSやブログを使ってショップの魅力を発信してフォロワーを増やしながら集客する方法もあります。

■費用面

ネットショップを開業するにあたっては、費用面も重要なポイントです。どのような費用が必要であるかは、資金計画を立てることで分かりやすくなります。資金計画を立てるためには、開業をするための初期コストと、運用していくための運営コストに分けて考えるとよいでしょう。

ネットショップサービスの中には、初期費用が0円のサービスから数千万円以上必要となるサービスまでさまざまあります。利益率を左右する運営コストとしては、販売手数料や決済手数料があげられます。一般的に初期費用が無料であれば、運営コストが高くなる傾向があるので、比較検討してから選択するようにしましょう。

■機能やデザインのカスタマイズ面

ネットショップのデザインは、独自性を演出する手段となり、他社との差別化を図ることもできます。インターネットモールに出店している場合は、類似性が顧客の安心感を生み出す場合もありますので、どちらが良いというわけではありません。

一般的にモール型の場合は、カスタマイズの自由度が低く、自社 EC ネットショップはカスタマイズの自由度が高いとされています。会社のブランディングを重視したい場合や商品のブランド訴求力を前面に打ち出したい場合は、デザインの自由度が高い自社ECネットショップでの開業が適しています。

ネットショップの始め方を比較

4種類あるネットショップの構築方法を知る

ネットショップを開店する場合、大きく分けて、ネットショップ作成サービス(カートシステムなどとも呼ばれる)を利用する方法が3つと、独自構築方法が1つの4つがあります。
3つのインターネットサービスとは「モール出店型」「自社EC(ASP型)」「自社EC(インスタント型)」のことで、完全カスタマイズで独自のネットショップを構築する方法が「自社EC(スクラッチ型)」です。
それぞれの特長や比較ポイントについて解説します。

■モール出店型の特長・メリット

モール型のネットショップとは、インターネットのショッピングモールにショップを出店する方法です。インターネットのショッピングモールとは、デパートや商店街がインターネットの世界の中にあるとイメージすると分かりやすいかもしれません。

モール出店型ネットショップサービスの代表的なものに楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどがあります。モール出店型ネットショップの特長やメリット、比較ポイントを集客・費用・機能の面から解説します。

①集客面

モール出店型の特長は集客力です。大型モールがもつ高い認知度やブランドバリューを利用できることが大きなメリットになります。また、大型モールはすでに多くの顧客が存在するため、開店当初からある程度の集客を見込めます。ただし、モール運営会社から譲り受ける顧客情報には制限があることあります。

②費用面(利益率と初期コスト、運営コスト)

モール出店型を費用面からみてみると、運営コストが高い傾向が分かります。月額費用としてあげられるのは、月額出店料・販売手数料(システム利用料)・アフィリエイト負担金(手数料)・カード決済手数料・各種ポイントの負担金です。中には、月額出店料が50,000円以上かかる運営会社もあるため、トータルコストを十分に検討する必要があります。また、集客のためにかける広告料もあらかじめ相場感をつかんでおくことが重要です。

③機能とデザインのカスタマイズ面

モール出店型の機能面で優れているのは、顧客が買い物をする機能です。優れた機能を利用できることは、出店者にとって大きなメリットとなります。しかし、独自ドメインを取得することができず、デザインのカスタマイズ性も低いため、店舗の独自性を打ち出すことは難しいといえるでしょう。モールのブランド力を活かすためデザインを逸脱させない仕組みとなっています。

■自社EC(スクラッチ型)の特長・メリット

自社EC(スクラッチ型)のネットショップとは、ネットショップ構築サービスを利用せずに、サーバーから自社で用意して、Webアプリケーションなどのシステム全体をゼロから開発して、構築するネットショップのことです。自社のオリジナリティを詰め込んだネットショップを開業できます。

自社EC(スクラッチ型)のネットショップで代表的なものにEC-CUBE、EC-BEING、ebisumartなどがあります。自社EC(スクラッチ)型ネットショップの特長やメリット、比較ポイントを集客・費用・機能の面から解説します。

①集客面

スクラッチ型のネットショップは、すべてがゼロからのスタートであるため、集客もゼロから行う必要があります。計画段階で集客にかかる費用と期間を組み込んでおくことが重要です。集客のために広告を打ったり、SEO対策やSNSなどで認知度を上げたりするなどして、集客につなげましょう。ブランドバリューのある企業や有名なブランド商品を扱っている会社などに向いている出店方法です。

②費用面(利益率と初期コスト、運営コスト)

スクラッチ型は、4つの出店方法の中で最もコストがかかります。初期費用は数百万円から数千万円とされており、製作期間も4ヶ月以上必要となるため、資金と準備期間に余裕を持った計画が求められます。また、開業後の保守管理に必要な費用も計画段階から準備しておきましょう。

③機能とデザインのカスタマイズ面

初期投資は他の方法と比べて高額になりますが、独自性の高いデザインや機能を構築することで、他社との差別化を図ることができます。豊富な資金があれば、自由に機能を増やすことができて、希望通りネットショップをオープンできるでしょう。
注意すべき点は、メンテナンスのできるエンジニアを複数人確保することです。開発者以外がメンテナンスできない状態は、大きなリスクとなります。

自社EC(ASP型)の特長・メリット

自社EC(ASP型)のネットショップは、ECサイト構築に必要なシステムやソフトを提供しているサービスを利用して構築したネットショップです。
ASPとは、アプリケーション・サービス・プロバイダの頭文字をとったもので、ASPを利用したネットショップサービスをASP型ショッピングカートともいいます。
自社EC(ASP型)の代表的なものにカラーミーショップやMakeShop、futureshopなどがあります。
自社EC(ASP型)ネットショップの特長やメリット、比較ポイントを集客・費用・機能の面から解説します。

①集客面

ASP型ネットショップでの集客は、ゼロから始めなければなりません。基本的に独自ドメインでネットショップを開業するため、独自の広告やSEO対策などの集客計画も必要な要素となります。
ASP型ネットショップサービスの中には、無料で集客機能がついているものと集客機能が有料オプションになっているものがあるため、導入前に機能を確認する必要があります。
SNSとの連動機能が充実しているサービスがほとんどであるため、有効に利用する方法も習得しておくとよいでしょう。

②費用面(利益率と初期コスト、運営コスト)

ASP型ネットショップの初期費用と月額使用については、無料のサービスと有料のサービスに分けられます。
無料の場合は、初期費用や月額費用がかからないのですが、販売手数料やカード決済手数料が比較的高い傾向となっています。
有料の場合は、初期費用や月額費用が発生しますが、販売手数料が無料であったりカード決済手数料が低かったりするので、無料と比べると利益率が高くなります。

③機能とデザインのカスタマイズ面

顧客が商品を購入することについての機能面は、どのネットショップサービスでも充実しています。使いやすさや決済サービスの種類などは、導入事例を検索して確認するとよいでしょう。
デザインのカスタマイズ面については、テンプレートの範囲内であればデザインをカスタマイズすることができます。テンプレートは、自社のイメージや商品のイメージに合わせたデザインを選べるため、ある程度までなら独自性を演出することができます。

自社EC(インスタント型)の特長・メリット

自社EC(インスタント型)ネットショップは、ASP型の簡易版と捉えると分かりやすくなります。基本的な機能は、ASP型と変わりませんが、月額固定費がかからず、短時間で簡単に開業できるネットショップサービスです。
インスタント型の代表的サービスとして、shop by、BASE、STORESなどがあげられます。インスタント型ネットショップの特長やメリット、比較ポイントを集客・費用・機能の面から解説します。

①集客面

インスタント型の集客は、ゼロからのスタートとなります。インスタント型にも集客のツールはありますが、モールのような認知度はないので集客力は高いとはいえません。
即効性はありませんが、SNS連携機能を駆使したり、SEOを意識してブログを運営したりする集客方法があります。ネットショップの魅力やおすすめ商品を発信し続けることは、長い目でみて購買率の高い顧客を集客できることになります。
また、広告費をかけて、SNS広告で集客するという手段もあるので検討してみるとよいでしょう。

②費用面(利益率と初期コスト、運営コスト)

インスタント型は、初期費用が無料です。また、月額費用も無用なので、有料オプションを利用しなければ、売上がゼロでも赤字になることはありません。しかし、カード決済手数料などの割合が高く、有料オプションを利用すればランニングコストがかさむ恐れがあります。
それでも、コストがかかるシステムの管理などは、ネットショップサービスが行ってくれるので、費用面での負担がないのは大きなメリットです。

③機能とデザインのカスタマイズ面

機能面として、顧客が購入し決済する機能に不備はありません。デザインやカスタマイズの面では、テンプレートに制限があり、有料テンプレートを購入しないと自社の独自性を打ち出すことが難しくなります。
ただし、独自ドメインを取得して、有料で豊富なテンプレートを活用することで、独自性や商品のブランド力を訴求することが可能となります。HTMLやCSSなどの専門知識がなくても問題ないことが多いので、既存のデザインツールの使い勝手を試してみるのもいいでしょう。デザインツールは各社に特徴がありますので、テンプレートの数だけでなく、自分が操作しやすいと思うものを選ぶことが大切です。

まとめ

この記事では、ネットショップを開業する4つの方法を集客・費用・機能の面から解説してきました。4つのネットショップサービスの中で、ビギナーにはインスタント型サービスを使って自社ECを作成する方法がおすすめです。初期費用と月額料金を抑えることができ、ドメインとなるURLを決めれば手軽にネットショップを開業できます。

shop byを活用すれば、初期費用と月額料金がかからずにネットショップが開業できるため、商品が売れるまでコストがかかりません。しかも、無料ツールでありながら、テンプレートも充実しているので、専門知識不要でデザインのカスタマイズが可能となっています。

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