Googleの発表が広告業界に拡げる波紋

2021 年3月4日、グーグルが「よりプライバシーに配慮したウェブの実現に向けて」というタイトルの記事を発表しました。こちらの記事が広告業界に波紋を拡げていますが、なぜでしょうか
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毎週木曜日に配信している「データサイン・ランチタイムトーク」の模様をレポートします。当記事で取り上げるのは以下の配信です。

  • 配信日:2021年3月11日 
  • タイトル: Googleの発表が広告業界に拡げる波紋
  • 発表者:データサイン 代表取締役社長 太田祐一

「ウェブ横断的に個人を追跡する代替的識別子の構築をしない」けれど実態は?

2021 年3月4日、Google Japan Blogに「よりプライバシーに配慮したウェブの実現に向けて」というタイトルのブログ記事が発表されました。こちらの記事が広告業界に波紋を拡げていますが、なぜでしょうか。データサイン 代表取締役社長 太田祐一がランチタイムの話題に取り上げました。

サードパーティCookieサポート廃止後の目指すべきデジタル広告の姿とは――。この議論の行方については…

  • プラットフォーム事業者(自社サイトが発行するIDを付与した多数の利用会員を擁して会員データをもとに自社メディアで広告ビジネスを展開する)と、
  • アドテク事業者(会員組織基盤やSNSメディアを持たないものの、様々なWebサイトのデータを収集しながらターゲティング広告などを打ち出す)

との間で、足並みが揃っていません。

Googleのブログ記事には「Google は、サードパーティ Cookie のサポートを段階的に終了させた後、ウェブ横断的に個人を追跡する代替的識別子の構築をしないこと、また広告製品でこれらを使用しないという明確な方針を本日発表します」とあります。

これについて太田は、「『代替的識別子の構築はしない』と記していますが、アドテク業界が推進するメールアドレスベースのID、Unified ID 2.0などの代替識別子がブラウザで使えなくなるわけではありません。代替識別子がすべて使えなくなるような誤解を与えかねない表現ですが、注意が必要です」と指摘しました。

また、「Googleは『広告製品でこれら(代替識別子)を使用しない』とありますが、Googleが開発・利用するAAID(Android Advertising ID)は代替識別子に該当しないのだろうか、という疑問が残ります」(太田)

 Googleだけトラッキングできるのは不公平では?

さらに、Googleのブログ記事には次のように綴られています。…

続きは、DataSignブログで

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