4月の消費意欲、新年度・GWの需要を背景に過去5年間で最高の「47.7点」を記録【博報堂調べ】

2020年10月~12月におけるEC利用者1人あたりの購入金額は、半年前と比べ1.4倍増加した。

博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」は、2021年4月の“消費予報”を発表した。

4月の消費意欲指数は「47.7点」で、前年から大きく回復

この調査では、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点くらいですか」という質問を行い、その結果を「消費意欲指数」として算出している。

その結果、4月の消費意欲指数は「47.7点」。3月から1.2ポイント、前年4月から2.4ポイントと大きく増加した。この数字は過去5年では、4月として最高値だという。

新年度がスタートしゴールデンウィークもある4月は、旅行やサービスなどの消費意欲が例年高まるが、前年は過去最低の42.5点を記録するなど低迷していた。長らく続くコロナ禍だが、自粛疲れとともにワクチンなどの明るい材料もあり、「今年のGWに大きく消費したい」という意識が現れたと考えられる。

 

カテゴリ別で見ても、「ファッション」「外食」「食品」「旅行」「書籍・エンタメ」「インテリア」など、16カテゴリ中12カテゴリが、前年比・前月比で増加を見せている。

 

 

自由意見では「新年度になるので、電化製品を一新したい」「モチベを上げるため」「気分転換のため」といった声に加え、「コロナが落ち着くかもしれないから」「我慢してたことを精一杯楽しみたい」「ワクチンで収束する可能性がある」といった意見があった。コロナ禍の不自由さの反動が、消費意欲を加速させている様子がうかがえる。

調査概要

  • 【調査対象】首都40km圏・名古屋40km圏・阪神30km圏に在住の20~69歳男女
  • 【調査方法】消費意欲を点数化するなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施
  • 【調査期間】2021年3月4日~8日
  • 【集計サンプル数】1,500名
※記事初出の時点で記事タイトルと内容が異なる状態で2時間ほど公開されておりました。大変失礼いたしました。訂正してお詫びいたします(21-04-03 編集部)
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