BtoB企業の“コロナ後”のマーケティング施策、目的は「新規顧客獲得」に比重【ネオマーケティング調べ】

コロナ拡大後に効果があった施策は、「オンラインセミナー」「オンライン広告」「SEO」など。

ネオマーケティングは、「新型コロナウイルス感染拡大前後のBtoB企業のマーケティング活動」に関する調査結果を発表した。グループ会社であるセールスサポートが男女1000人を対象にインターネットリサーチを実施している。

新型コロナウイルス感染拡大によるBtoB企業への影響は甚大

まず「コロナウイルス流行の影響を受けたか」を聞くと、「かなり影響を受けた」41.2%、「やや影響を受けた」41.4%で、8割以上のBtoB企業がなんらかの影響を受けていた。受けた影響について「マイナスだった(向かい風)」としたのは、57.9%で半数を超えている。

マイナスの影響の具体的内訳を聞くと、「既存顧客の取引額減少」67.3%、「既存顧客の取引数減少」52.3%、「商談・コミュニケーションの減少」51.4%がトップ3だった。新規顧客の取引額・数にもマイナスの影響が出ている。

これらの結果「マーケティング・販促上の課題」として、「商談獲得」「案件引き合い・注文の減少」が上位となっている。またオンライン化などが進んだことで「営業との連携」「既存顧客の拡販」も課題上位となりつつある。

コロナ拡大後に効果があった施策は、やはりオンライン系

こうした状況において、「コロナ禍で売上を上げるためにもっとも重要なこと」を、「新規顧客獲得」「既存顧客のLTV向上」の2項で聞くと、「新規顧客獲得」67.6%、「既存顧客のLTV向上」32.4%で、新規顧客への注力指向が目立つ。

また「新型コロナウイルス感染拡大後の新規リード獲得の課題感」については、「困っている」22.9%、「やや困っている」41.1%となっており、商談機会や案件引き合いの減少に苦戦しているようだ。

あわせて「新型コロナウイルス感染拡大後に、効果があった施策」「費用対効果で満足している施策」を聞くと、「効果があった施策」では、「オンラインセミナー」71.2%、「オンライン広告」53.6%、「SEO」50.0%などのオンライン施策が上位を占めるなか、「ダイレクトメール(FAX)」58.1%が2位に入った。

一方「費用対効果」という観点では、「コンテンツマーケティング」45.8%、「オウンドメディア」44.4%、「SNSマーケティング」43.2%などの、スタンダードなオンライン施策が上位を占めた。

調査概要

  • 【調査対象】BtoB事業を行う企業の販促マーケティング施策・予算策定に関与する人
  • 【調査方法】同社のアンケートサイト「アイリサーチ」を利用したWebアンケート(登録モニター)
  • 【調査期間】2021年2月9日~10日
  • 【有効回答数】1,000人
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