凸版印刷が高精度の顔計測装置と3DCGでコーセーのファンデーション化粧を忠実に再現

バーチャル空間で肌カウンセリングや化粧品選びを支援するシステム開発に向け実証実験

凸版印刷は、コーセーとバーチャル空間上で肌のカウンセリングや化粧品選びを支援するサービス開発に向けた実証実験を始めた、と12月24日に発表した。顔の計測データで制作した3DCGでの肌質に合わせたカウンセリングや、光学シミュレーション「化粧」の有用性を検証した。先だって実施したプレ実証では、コーセーのファンデーションに含まれる特徴的な顔料発色特性が3DCG上で忠実に再現できたことを確認している。

実施のイメージ画像

 

凸版印刷は12月23日、南カリフォルニア大学の技術で開発された高品質顔画像撮影装置「ライトステージ」を導入した「トッパンバーチャルヒューマンラボ」を開設し、顔などさまざまな人体情報データ活用の研究や用途開発を進めている。コーセーとの実証実験で凸版印刷は、バーチャル空間上でカウンセリングや化粧品選びを支援する「高画質バーチャル化粧シミュレーター」の可能性が示唆されたとしている。

ライトステージは、球状に配置した多数の照明をコントロールして顔を計測し、形状や質感を高精細に計測する機器。コロナ禍で店舗での接客カウンセリングの機会が減り、化粧品テスターの撤去で商品選びが難しい状況となっている。凸版印刷は実証を踏まえてバーチャル空間上でのカウンセリングや商品選びを支援するシステムの構築を進め、ライトステージによる顔計測情報などの「人体情報プラットフォーム」の構築を目指す。

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