“再開モード”になり検索ワードにも変化、「レストラン テラス」「軽 キャンピングカー」「賃貸 戸建て」の検索量が増加【Google調べ】

外食ニーズは「換気」がカギで伸びる、一方「夏休み」には不安の声。

Google(グーグル)は、「新型コロナウイルスに関連する検索動向」について分析した最新結果をThink with Googleで公開した。

新型コロナウイルスの国内感染者数は、いったんは減少したが、7月に入り再び増加傾向を見せ、過去最多となっている。今回の分析では、2020年7月11日までの「Googleトレンド」のデータをもとに、新しく生まれたニーズや新しく人々に定着しそうな生活習慣について仮説検証を行っている。

“再開モード”になって外食ニーズが上昇、「換気」がカギに

5月25日の全国緊急事態宣言解除を受け、それまでの“自粛モード”から6月からは“再開モード”に切り替わったと言える。“自粛モード”のランチは、自炊やテイクアウトが多かったと思われるが、“再開モード”になり「ランチ 新宿」「ランチ 銀座」といった検索に上昇傾向があり、外食ニーズの高まりが感じられる。

また「レストラン テラス」という検索が急上昇し、例年の検索量を上回った。「キッチンカー」も、今年に入ってずっと高止まりしていたが、5月は大幅に検索が伸びている。外食で換気を重視したいという現れだろう。

その他ビジネス関連では「オフィス コロナ 対策」「出張」といった検索が5月下旬前後から増加。「転職」「就活 メイク」なども増加傾向にあるという。

一方「夏休み」は先行き見えず

「夏休み」の検索量は例年だと7月ごろに上昇するが、今年は半分程度で推移している。休校の影響で夏休み期間の短縮や開始日・終了日の変更もあり、「夏休み どうなる」「夏休み どうする」「夏休み コロナ」といった不安視する検索がむしろ増えているという。

その他夏休み関連では、キャンプ利用、さらには仕事部屋としての需要なども含め「軽 キャンピングカー」の検索が増加していた。また、自動車での移動が公共機関より注目されたことで、「ペーパードライバー 講習」の検索量も増加しているという。コロナ禍と直接つながりがないように見えても、確実に検索量が増加している用語は、この他にも多数存在しそうだ。

“新しい暮らし”を意識した検索が増加、「賃貸 戸建て」「エアコン」「エコバッグ」など

住環境については、「書斎」の検索が「レイアウト」「おしゃれ」といった言葉とともに、高い水準で推移。また「テレワーク 椅子」の検索量は、4月をピークに一度低下したが7月に入ってまた上昇している。これは、7月時点では長期化すると判断した人が多かったためと推測されている。

住環境に着目した検索は、その他でも変化を見せており、たとえば「賃貸 戸建て」は、例年以上に検索量が伸びている。「3LDK」「別荘 中古」といった検索も記録を更新しており、“新しい住”へのニーズが見てとれる。

“新しい住”へのニーズは、白物家電の検索にも影響を与えており、今年は「エアコン」「エアコン 掃除」の検索が例年よりも早く、ピークを迎えている。また、「洗濯機 おすすめ」も、すでに例年の水準を超え、6月以降ピークを更新し続けているという。

なお、7月からスタートしたレジ袋有料化により、「エコバッグ」、さらには「エコバッグ 洗える」「エコバッグ 消毒」の検索も増加していた。

調査概要

  • 【調査内容】Googleのビジネスインサイト&アナリティクスチームが、「Googleトレンド」を使い、仮説を検証。検索推移から見てとれた速報をとりまとめ。
  • 【調査時期】2020年7月11日までの状況やデータをもとに執筆。
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