新型コロナウイルスの影響か、直近3か月で「ネットスーパー」の利用が増加【ジャストシステム調べ】

都内在住のネットスーパー利用者の過半数に、Amazon「Prime Now」の利用経験があった。

ジャストシステムは、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年3月度)」の結果を発表した。同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」を使ったアンケート調査で、17歳~69歳の男女1,100名から回答を得ている。

同調査は月次で行われており、Eコマース(ネット通販)の利用状況・利用額、Eコマースで利用するデバイス、スマホでEコマースをする方法、各種ECサイト/アプリの利用状況、利用する配送方法・支払い方法・通知方法などについて月次で質問している。それに加え今回は、新型コロナウイルスの影響で利用が増加していると思われる、CtoCサービスやネットスーパー、Amazonの「Prime Now」に焦点を当てている。

直近3か月でネットスーパーの利用は増加、EC全般の利用率も高め

まず、Eコマースの利用状況を全員に聞くと、3月のEC利用率(商品購入を行った)は、47.8%。基本的にECの利用率は2019年4月以降すべて40%台だが、47.8%は2019年11月の49.1%に次ぐ高さで、比較的高い。

 

EC利用経験者(n=660)に、「ネットスーパーの認知・利用」について聞くと、「知っている」人は95.1%、「実際に利用している」人は22.3%だった(「知っている」=「ネットスーパーを利用している」+「以前は利用していたが、現在は利用していない」+「知っているが、利用したことはない」の合計)。

 

「利用している」人(n=147)に、「直近3か月での、ネットスーパーの利用頻度の変化」を聞くと、「増加した」28.6%、「やや増加した」32.7%、「どちらともいえない」30.6%、「やや減少した」6.1%、「減少した」2.0%となり、全体的に強く増加傾向が見られた。調査時期(2020年3月下旬)から、やはり新型コロナウイルスの影響と考えられる。

 

Amazon「Prime Now」も滲透、都内在住のネットスーパー利用者は過半数が利用経験あり

「Prime Now」は、生鮮食品を最短2時間で配送するAmazonのサービスで、現在は東京都17区で試験提供されている。そこで、都内在住のネットスーパー利用者(n=39)に「Prime Nowの利用状況」を聞くと、「利用したことがある」51.3%、「知っているが利用したことはない」15.4%、「知らない」33.3%で、過半数が使用経験があった。

 

なお「Prime Now」の利用者(n=20)に「利用用途」を聞くと、「生鮮食品や日用品購入のためのメインの方法として利用している」45.0%、「生鮮食品や日用品購入のためのサブ的な方法として利用している」55.0%で、ほぼ両方に分かれた。

 

調査概要

  • 【調査方法】同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」を使ったアンケート調査
  • 【調査対象】「Fastask」モニタのうち、17歳~69歳の男女
  • 【調査期間】2020年3月23日~27日
  • 【有効回答者数】1,100名(性別・年代別で均等割り付け)
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