はじめてWEBエキスパート(専門家)コラム はじめてWEB エキスパート(専門家)コラム

第1回:アクセス解析って本当に必要なの?【アクセス解析を活用して、ホームページを改善しよう】

アクセス解析(Googleアナリティクス)の基本中のキホンを、全6回で初心者向けに解説します
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

現在、ホームページを運用中の皆さんの中で、こんな悩みはありませんか?
「ホームページから全く反響がない」「誰にも閲覧されていない気がする」「なにか改善した方がよい気がするが、どこから手をつけていいかわからない」等々。

ホームページは「生き物」と言われています。作って終わりではなく、新しい情報を追加したり、既存のページに変更を加えながら運用していきます。ただし「やみくもに」手を加えても良い結果が得られるとは限りません。そこで「アクセス解析」を使ってホームページのアクセス状況をチェックしながら、改善策を立てていきます。

本コラムでは、ホームページが完成した人むけに、アクセス解析の見方や分析の仕方について解説していきます。

ホームページの訪問者数やページ閲覧数を答えられますか?

自分のホームページに1日、どのぐらいの人が訪れているかご存じですか?
もし、ホームページはあるけれど全く反響がない、あるいは誰にも読まれていない気がするのであれば、まずは訪問者がいるのかいないのかを把握しておきましょう。

「アクセス解析」と呼ばれるツールを使うと、指定した期間に何人訪問者がいるか、全部で何ページ閲覧されているか、何曜日によく人が来ているかなどが一目瞭然です。

社会人になると、年に一度、健康診断を受診しますよね。身体に不調になったときには病院に行って診察を受けます。アクセス解析も、ホームページの健康診断や診察のようなものです。

私たちが、ホームページの改善についてご相談をいただく中で、「アクセス解析はついていますか?」とお聞きするケースが多いのは、「まずは現状を把握し(=健康診断、診察)」そして「できるだけ精度の高いアドバイス(=処方箋)」をしたいと考えているからです。もちろん専門家に相談しなくても、セルフチェックができるようになれば、それに越したことはありません。

いま現在、運営中のホームページに特に問題がない場合でも、いずれ何かしらの課題が出てくる可能性があります。その時に、以前からアクセス解析がついているのと、問題が起こってからつけるのでは、判断するためのデータ量や解決へのスピードが違ってきます。

現在、特に問題はないから大丈夫、あるいはそこまでホームページを活用はしていないという人も、アクセス解析は必ずつけておきましょう!

参考ページ
  • 私のホームページには、1日どのくらいの人が訪問しているの? | はじめてのホームページ改善※「はじめてWEB」は
    サービスを終了しました

どんなツールを使って解析するの?

ホームページへのアクセス状況を把握する「アクセス解析」を行うためのツールは、何種類もありまます。「はじめてWEB」(JimdoPro/JimdoBusinessも含む)の管理画面でも設定すれば使えるようになります。

はじめてWEBの管理画面にログインし、左側の「管理メニュー」→「パフォーマンス」→「アクセス解析」とクリックしていくと表示されます。

※最初にアクセス解析を「有効」の設定にしておく必要があります。

(2)Jimdoのアクセス解析を有効にしよう | Jimdoワンポイント講座

ただし「はじめてWEB」に付属しているアクセス解析は、簡易版なので表示される数値や項目が限られています。ホームページのアクセス状況に関して、さらに詳しく知りたい場合には物足りなくなることも。

そこで、もっと詳しく分析ができてかつ無料で利用できる「Google アナリティクス」の導入をおすすめします。

Google アナリティクスをおすすめする理由

アクセス解析を行えるツールはたくさんありますが、その中でも次のような理由でGoogle アナリティクスをおすすめしています。

  • 無料で導入できて高機能
  • 解析データ保存期限が長い(※1)
  • 普及率が高いので、書籍を含めてノウハウが手に入りやすい

※1:初期では26ヶ月、設定を変更すると半永久的に保存可能

Google アナリティクスの導入率

Google アナリティクスは、2015年末の時点で上場企業の80%近くが導入済みというデータがあります。普及率の高さがうかがえます。

上場企業2806社のGoogle アナリティクス導入率(2015年12月時点)
上場企業における『Google Analytics』の導入状況調査 2015年12月」を元に作成

「でもGoogle アナリティクスって難しそう」と思っているあなたへ

Google アナリティクスは無料のツールですが、前述した通り非常に高機能でもあります。そのためかえって難しく思えてしまい、「Google アナリティクスはつけているんだけど、見方がよくわからなくて」「画面は開いたことはあるけれど、どの項目を見ればよいの?」という声も少なくありません。
項目も画面もたくさんあるし、聞きなれない用語もたくさん出てきます。

本コラムではGoogle アナリティクスの設置方法を含め、「アクセス解析初心者にとって見ておくべき項目」を、グッと絞ってお伝えしていきます。「初心者はまずはここだけ見ておけば大丈夫!」というポイントを理解し、セルフチェックと簡単な改善ができるようになるのが目標です。すでに導入済みだけれど、よく画面を見たことがない方にもおすすめします。

次回は、Google アナリティクスの導入方法について、実際の画面を交えながら詳しく説明します。お楽しみに!

まとめ

アクセス解析には、ホームページの健康状態を把握するための重要な指標がつまっています。ホームページが完成したら、必ずアクセス解析を設置しましょう。今は必要がなくても、いずれ必要になったときに役に立ちます。

最初は「はじめてWEB」に付属しているアクセス解析でもOKですが、より詳しく分析するためには「Google アナリティクス」の導入がおすすめです。

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

HCD
「Human-Centred Design」(人間中心設計)の略称。機械やシステ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]