マーケティングプラットフォーム「b→dash」がAIを活用し大幅アップデート、中小企業向けプランも提供開始

AIを活用して従来の作業工数を8~9割削減。月額5万円からの中小企業向け「b→dash Lite」も提供開始
フロムスクラッチ 代表取締役CEO 安部 泰洋 氏
フロムスクラッチ 代表取締役CEO
安部 泰洋 氏

フロムスクラッチは、同社が提供するマーケティングプラットフォーム「b→dash」でAI(人工知能)を活用した新機能と、中小企業向けの新プロダクト「b→dash Lite」を2月5日に発表した。

同社が提供する「b→dash」は、Webやアプリ、広告、店舗、自社保有のデータなどを統合してマーケティングに活用するためのプラットフォーム。大手企業を中心として数百社に採用されている。

同社は今回のアップデートを「b→dash Prime Update」と位置付け、代表取締役CEOの安部 泰洋 氏がその内容を紹介した。

AIを活用した4つの機能。作業時間を8~9割削減

今回のアップデートコアとなる機能は次の4つ。データ活用における各工程においてAIを活用することで、作業にかかる時間を大幅に削減するものだ。

  • データプリパレーションエンジン(データ設計)
  • データリアクター(データ統合)
  • データパレット(SQL業務)
  • データラーニングドライブ(マーケティングシナリオ作成)
アップデートのコアとなる4つのテクノロジー
アップデートのコアとなる4つのテクノロジー

同アップデートについて、安部氏は次のように説明する。

これまでは経営が「データを活用したい」と思っても、作業や使うツールが増えるばかりで、逆に現場の工数が増えてしまっていました。AIを活用したテクノロジーで「労働生産性の向上」という経営課題を解決することで、「働き方改革」にも寄与します(安部氏)

中小企業向けの「b→dash Lite」は月額5万円から

続けて発表された「b→dash Lite」は、中小企業を対象にした新プロダクトだ。

AIを活用した新機能を使うことで、予算がない、工数(人材)がない、知識がないという「3つのない」壁がある中小企業でも、データを活用したマーケティングが可能になります(安部氏)

従来のb→dashの利用料金は月額30万円からだったが、中小企業向けのb→dash Liteは月額5万円からと大きくハードルが下がった。また、データ活用の環境を整えるのに平均で41日かかっていたのを、過去数百社の経験をもとに3日まで短縮した。

AIを活用すればSQL業務も不要になるため、エンジニアがいなくてもマーケター1人でデータを活用したマーケティングが可能になるという。

12社とパートナーシップを締結、Webと交通機関でCMも放映開始

中小企業向けのプロダクトを提供開始すると、対象の企業は膨大な数になる。そこで同社はスマートデータ活用にあたり12社とのパートナーシップを発表した。パートナー各社とは、b→dashを活用した企業への共同提案・提供をはじめ、新機能の開発やAI×ビッグデータ領域に関する共同研究を行っていく予定だ。

コンサルティングファームや大手広告代理店など12社とパートナーシップを締結
コンサルティングファームや大手広告代理店など12社とパートナーシップを締結

また同社は、2月5日にWebと都内の交通機関を中心にb→dashのCMを放映開始した。ブランドキャラクターにお笑いコンビ「おぎやはぎ」の2人を起用し、データ活用に悩むマーケターの苦悩を描く。

ブランドキャラクターに起用され、CMで企業のマーケターを演じるお笑いコンビ「おぎやはぎ」の2人
ブランドキャラクターに起用され、CMで企業のマーケターを演じるお笑いコンビ「おぎやはぎ」の2人
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