イギリスの大手パブチェーンが保有する顧客のメールアドレスデータをすべて破棄した理由とは?【カスタマー・アイデンティティ市場動向】

約1,000軒のパブを経営するJDウェザースプーン社は、メールアドレスを保有する全ての顧客に対して、メールアドレスデータベースをすべて破棄すると明らかに!
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 イギリスとアイルランドで約1,000軒のパブを経営するJDウェザースプーン社は、メールアドレスを保有する全ての顧客に対して、今後一切メールを送らない旨のメールを6月23日に送りました。メールアドレスデータベースをすべて破棄すると明らかにしたのです!

 同社のチーフ・エグゼクティブであるJohn Huston氏は、「多くの企業はプロモーションのためにメールを使っていますが、私はそのような押し付けがましいと思われかねないアプローチは採りません。あなたのメールアドレスを含め、当社のメールアドレスデータベースはセキュアに削除されます。」とメールにて表明しました。

 この劇的なアナウンスが最初にWired誌で報じられると、詳細な理由を求める声が相次ぎました。同社によれば、顧客へのリーチはFacebookとTwitterを通じて継続されるとのことです。

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