2割がスマホ決済を利用、30代の利用率が高い。コンビニでの利用がメイン

通信事業者のKDDIは、「スマホ決済利用意向調査」を実施して、その調査結果を発表した。

通信事業者のKDDIは、「スマホ決済利用意向調査」を実施して、その調査結果を発表した。

2割がスマホ決済を利用。30代の利用が高い

スマホを所有していて、スマホ決済を利用している人は「20.1%」。利用年代としては、30代の利用が高い。利用理由は、「会計がスムーズだから」(23.4%)が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)「財布を持たなくて済むから」(15.0%)と続く。

また、「継続してスマホ決済を利用したいか」聞いたところ、「91.3%」が継続利用したいと答えており、スマホ決済への満足度が高い結果に。

今後スマホ決済を利用したいは約半数。特に「10代」では53.8%と高い結果に

将来的にスマホ決済を使うと「42.5%」が回答。年代別では、「10代」(53.8%)が最も高く、続いて「20代」(42.2%)と若年層がスマホ決済に積極的という結果になった。

スマホ決済の利用場所は、コンビニや交通機関の日常使いがメイン

どの世代も「コンビニ」での利用が最も多く、交通機関やスーパーといった日常的に利用している。

一方、10代では、「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリーマーケット」(25.4%)、20代では、「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%)など、アクティブシーンでの利用が目立つ。

10~20代と40~50代では利用目的が異なる

スマホ決済の利用意向理由としては、10~20代が「会計がスムーズ」(10代:50.0%/20代:52.9%)、「財布を持たずに済む」(10代:49.5%/20代:41.3%)と回答。

一方、40~50代は「ポイントが付くから」(40代:56.2%/50代:50.8%)が主な理由で、年代ごとに目的が違う結果となった。

スマホ決済を利用していない理由は「セキュリティが不安」「スマホの紛失・故障」

スマホ決済を利用していない理由は、全部の世代で「セキュリティが不安」(38.8%)「スマホの紛失・故障」(34.7%)が多い結果に。一方、10代は「クレジットカードを持っていないから」(28.1%)が多く、「利用したいけど利用できない」ことが浮き彫りとなった。

「悪用される」(25.0%)や「登録が面倒」(23.0%)、「操作方法がわからないから」(15.1%)も上位にあがった。

調査概要

  • 調査方法:ウェブにより実施。
  • 調査期間:2017年6月16日~6月19日
  • 調査対象:10~50代のスマートフォン所有者
  • 有効サンプル数:2,060

回答者プロフィール

  • 性別:男性:女性=1:1
  • 年齢:15歳~59歳
  • 地域:全国

居住分布

  • (注1)スマホ決済:スマートフォンを専用端末にタッチして、決済・清算すること。オンラインでの決済は除く。
  • (注2)消費者庁「平成29年消費者白書」
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