複雑な顧客分析をAIで自動化するサービスを凸版印刷とアイズファクトリーが本格開始

見込み度が高い顧客抽出、DM制作・発送「AI-DM」とアウトバウンドコール「AI-コール」

凸版印刷は、データ解析のアイズファクトリーとともに、機械学習を活用した見込み度(予測反応確率)が高い顧客の抽出を基にダイレクトメール(DM)を制作・発送する「AI-DM」と、顧客に発信する電話のアウトバウンドコールを実施する「AI-コール」の各サービスを開発した、と6月14日発表した。本格的な提供を同月に始める。人工知能(AI)で複雑な顧客分析を自動化し、煩雑なデータ分析が必要だった見込み度の高い顧客の抽出を素早く安価に実現する。通信販売、小売業、自動車、不動産などさまざまな業種に展開する。

顧客それぞれの購買実績や性別・年代などのデータを利用し、ターゲット候補から見込み度の高い顧客を抽出したうえでDM制作・発送とアウトバウンドコールを行う。凸版印刷のデータ分析、企画・制作力と、アイズファクトリーのデータ解析プラットフォーム「bodais」を組み合わせた。AI-DMははがきサイズ1万通で85万円から、AI-コールは1000件のコールで250万円からとなる。見込み客の抽出だけでも可能。分析対象のデータ数に応じて料金は変動する。凸版印刷は関連事業を含めて2017年度に約1億円の売り上げを目指す。

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