クライアントもメンバーも巻き込む憲法が企画骨子!そして成長するための基本的な癖

※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

プランナーとして、企画骨子を必ず文書で(Word等で)まとめるようにしています。
なんのことはないただの文書です。求めるスキルはタッチタイピングぐらいかな?

その理由は以下の2つ

※理由1
現在の企画が、プロジェクトを組んで、メンバーと共に作り上げているものとなっているため、内部指示書というか合意書が必要。

※理由2
多種多様な内容が含まれるWebの企画書を、簡潔に伝える必要があり、またクライアントが稟議書など、簡潔に上層部に内容を伝えるものが必要な場合があるため、この骨子案の文章がそのまま活用できるものとなることが多い。

以下に書くことは、至極当たり前で特別ではないことと思われるのですが、
意外と一流の人でもやらない人が多いのです。頭が良すぎるから?

でも、一人でやってるんじゃないですからねWebは。特に昨今のWebは。
頭の良いあなたに、誰もついてこれないなんてことがないよう、企画骨子をオススメします。

最終的な企画書は、イラストレーターやPowerPointでまとめることが
多いですが、サムネイルやコンテンツ図を作る際にも、この企画骨子
が非常に重要な自分への指針となります。

私はこの企画骨子を、「背景」「目的」「手法」「内容」「効果」という順番でまとめています。

ただし、はじめは、ぐちゃぐちゃに書きます。それが背景なのか、
目的なのか、手法なのか、訳がわかりません。ただただ、思いつくまま
をすべて出し切るまで書いていきます。

それから、整理にかかります。

まず、重要なのが「背景」。
そのプロジェクトの外部要因を、できるだけ書きます。

競合サイトの状況や、取引先の情報、プロジェクトが必要になった内部要因、
製品マーケットの情報、メインターゲット、ターゲットペルソナ像等です。

ターゲットやペルソナ像は、最近別に項目を立ててまとめることが多いです。
やはり「Webは共感ユーザーのためのもの」と考えているからです。

「目的」は、背景をしっかり書いていれば、おのずと見つかります。

「手法」に、特にいつも力を入れます。
それは、企画屋として、考えつくすことによって、最終結果にいかにプラス
アルファを出せるかの腕の見せ所だからです。
この手法において、プロジェクトの重要な部分を、切れ味するどく「くさび」
を打っていきます。キーファクター、サブファクター、サポートファクター
の順に並べていきます。特に、キーファクターにしっかり気づいていないと、
後々プロジェクトが、大して価値のないものになってしまうため、注意が
必要です。

「内容」は、手法に基づき、重要なファクターとなるものだけを、詳細に
まで踏み込んでまとめます。

「効果」は、ROIやKPIの視点で、明快に、単純に、数字で表すことに
心がけます。

こうして、まとめられた企画骨子は、とても重要な自分や、プロジェクト
メンバー、クライアントとのコンセンサス集合体になります。

プロジェクトのはじめから、終わりまで、その企画骨子が憲法のように、
厳しく、途中で行われる決断や判断の是非を見守るのです。

このボタンは、テキストか画像か・・・そうした細かいことにも、
企画骨子が憲法となるのです。

ちなみに、憲法も改正することだってあります。ただし憲法ですから、
無意味に変えてはいけません。

それだけに、企画骨子は、考え抜かれていて、正確で、力のある内容
である必要があります。

いかがでしょうか?
特別なことではないですね。でも、この当たり前の癖をつけるとクライアントともメンバーとも気持ちよく仕事できることが多いですよ!

それでは!

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