はじめてWEBエキスパート(専門家)コラム はじめてのホームページ改善(全12回)

検索ユーザーはどんなキーワードでホームページに訪問しているの?(第10回)

あなたのホームページを必要としている人に情報を届けるために、検索ユーザーがどんなキーワードを使っているのか、調査・分析してみましょう。
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

ホームページに訪問するユーザーが、どんなキーワードを使って検索しているか考えたことはありますか?

あなたのホームページを必要としている人に情報を届けるために、検索ユーザーがどんなキーワードを使っているのか、調査・分析してみましょう。

手順は2ステップです。

ステップ1:キーワードを調査する※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

ステップ2:Googleサーチコンソールを使って検索結果を分析する※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

この連載では、名古屋にある国産黒毛和牛ハンバーグ店「グリルアラベル」のホームページを分析しながら改善していく様子を紹介しています。

ステップ1:キーワードを調査する

ステップ1では、あなたのホームページに訪問するユーザーが、どんなキーワードで検索しているか調べてみましょう。

まずは、思いつくものを書き出します。

例:
「グリルアラベル」
「ハンバーグ 名古屋」
「名古屋 ハンバーグ」
「新栄 ハンバーグ」

続いて、自分が出したキーワード以外、他にもないかどうか調べてみましょう。

関連するキーワードを調べる

サジェスト(検索時に単語を予測する機能)を使って、関連する単語を調べることができます。

キーワードのトレンドを調べる

Googleで検索されているキーワードの流行り、傾向を確認することができます。

検索ボリューム(検索数)を調べる

対象のキーワードが「どのくらい検索されているか」「他にどんな関連するキーワードがあり、どのくらい検索されているのか」といったことを調べることができます。

自分で検索する

自分で検索をしてみます。この時、以下のことを意識して検索しましょう。

  • 複数の検索エンジンで検索する

    自分が使っている検索エンジンだけでなく、他の検索エンジンでも調べてみましょう。検索結果に表示される順位や見栄えが異なります。

  • 環境やデバイスを変えて検索する

    自宅のPCからだけでなく、外出先でスマホを使って検索してみましょう。環境やデバイスで受ける印象、見栄えが変わります。

  • 領域を広げて検索する

    領域や角度を変えて、様々なキーワードで検索をしてみましょう。違ったヒントを得ることができます。

    例:「ハンバーグ 名古屋」→「ハンバーグ 東京」
    「ハンバーグ 名古屋」→「カレー 名古屋」

  • 検索上位に出てくるホームページと比較する

    検索上位に出てくるホームページと、自分のホームページを比較して、出てくるキーワードの違い確認しましょう。

ステップ2:Googleサーチコンソールを使って検索結果を分析する

調査したキーワードで検索してみてどうでしたか?

検索結果にあなたのホームページは表示されていましたか?
何番目に掲載されていましたか?
他のホームページと比べて思わずクリックしたくなるような情報が掲載されていましたか?

Googleサーチコンソールを使って分析してみよう

Google Search Console(グーグル サーチコン ソール)の「検索アナリティクス」を使うと、下記データを分析することができます。

  • あなたのホームページが検索結果に表示されたときの「クエリ」と「表示回数」(クエリとは、検索されたキーワードのことです)
  • 検索結果で「クリックされた回数」と「クリック率(CTR)
  • 検索結果の「掲載順位

Googleサーチコンソールをまだ導入されていない方は、下記ページを参考に導入してみてください。

使い方

  1. 検索トラフィック→検索アナリティクスを開く
  2. 「表示回数」「CTR」「掲載順位」にチェックを入れる
  3. 表示順を並び替えをして分析する(見出しをクリックする)
  • クリック数

    検索結果でクリックされた数

  • 表示回数

    検索結果にホームページが表示された回数

  • CTR

    検索結果でクリックされた割合

  • 検索順位

    検索結果の平均掲載順位

改善ポイント

表示回数をクリックして降順にしてみましょう。表示回数の多い順に並べ替えができます。

アラベルのホームページの場合、「名古屋 ハンバーグ」の表示回数が多いのに、CTR(クリック率)が1%未満だということがわかります。

表示回数が多いのに、CTR(クリック率)が低い場合、検索結果で他のホームページと比べて魅力的ではないのかもしれません。

今後、タイトルや説明文の改善する場合、CTR(クリック率)の変化をみて、改善した結果が上手くいったかどうかを捉えることができます。

なお、検索アナリティクスの保存期間は90日間のため、分析する場合、ダウンロードして保存しておきましょう。

まとめ

今回は、検索ユーザーが使うキーワードの調査方法と、Googleサーチコンソールを使った分析方法を紹介しました。

ステップ1:キーワードを調査する※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

ステップ2:Googleサーチコンソールを使って検索結果を分析する※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

あなたのホームページを必要としている人に情報を届けるために、検索ユーザーがどんなキーワードを使っているのか、調査・分析して、より魅力的なホームページに改善しましょう。

「はじめてのホームページ改善」は毎月第3月曜日に更新予定です。次回もぜひご覧ください!

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

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