毎日新聞社と産経新聞社の新サイトの利用者が大幅増、ネットレイティングス調査

インターネット調査のネットレイティングスは、10月のインターネット利用動向に関する調査結果を11月21日まとめた。10月に新ニュースサイトとしてスタートした毎日新聞社の「毎日jp」と、10月に産経新聞社とマイクロソフトのMSNが共同で始めた「MSN産経ニュース」が、どちらも旧ニュースサイトを上回る利用者を集めていたことが分かった。両サイトに誘導する直前サイトにも変化があった。

毎日jpの家庭のパソコンによる利用者は472万人で、9月の404万人から17%増加していた。MSN産経ニュースは414万人と、9月の169万人の2.4倍に急増。他の全国紙のサイトでは、読売新聞社の「Yomiuri Online」が581万人(9月は640万人)、朝日新聞社の「asahi.com」は407万人(9月441万人)、日本経済新聞社の「NIKKEI NET」は321万人(9月324万人)と、いずれも前月比で利用者が減少している。朝日、日経、読売の3社は毎日と産経が新サイトをスタートさせた10月1日、インターネットの共同事業を2008年初めに開始する、と発表したが、調査結果では3社の共同事業から外れた毎日、産経が健闘した格好だ。

9月まで毎日は、MSNと共同で「MSN毎日インタラクティブ」を運営していたが、10月から単独で毎日jpを運営。毎日に代わって産経がMSNと提携し、単独運営の「Sankei Web」をMSN産経ニュースに改めて提供している。この提携関係の変化によって毎日jpとMSN産経ニュースへトラフィックを誘導する直前参照サイトも変わった。毎日は9月、サイト訪問者の半数以上が提携関係にあったMSNの利用者だったが、10月になるとヤフーニュースからが72%を占めた。一方産経は、MSNの集客力が加わったことで、大きく利用者を伸ばした。

MSNの提携相手としてみると9月の毎日と10月の産経の利用者はどちらもほぼ同数。さらにMSNの直前参照比率も56.5%と同じ。MSNの利用者はニュースの提供元がどの新聞社であってもニュース閲覧行動に変化なかったことを表している。

ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/

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