「日本では売れない商品が売れる」が47%、イーベイ・ジャパンが越境ECの調査結果を公開

越境ECのアンケート結果が公開。出店に前向きながらも言語や決済への不安も

イーベイ・ジャパンは、「国内における越境ECのイメージおよび浸透度」の調査を目的にしたアンケートの結果を4月5日に公開した。調査対象はECサイトの出店業務に携わる全国20~59歳の男女412人(調査概要は記事末尾を参照)。

調査から、出店者が「日本では売れない商品が海外では売れる」「日本よりも高い価格で販売できる」などの出店メリットを感じている一方で、非出店者の半数以上は「出店してみたい」と回答しながらも、出店への抵抗を感じていることが明らかになった。

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出店者が越境ECを始めたきっかけは、上位から順に「日本では売れない商品が、海外では売れる」47.6%、「日本よりも高い価格で販売できる」46.6%、「購入者が日本よりも多い」40.8%。多くの出店者が、市場規模が大きいことにメリットを感じているという結果になった。

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また、非出店者に「越境EC出店に対して抵抗があるか」という質問に対しては、「抵抗はない」37.5%、「抵抗がある」62.5%と、非出店者の多くが抵抗を感じている。代表的な回答では、言語、決済、配送、サポート対応といったことへの不安が挙げられた。

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なお、事前調査(n=10000)において国内でECを手がけているものの越境ECは行っていない人(n=335)に対する「越境EC出店をしてみたいか」という質問では、「出店してみたい」「やや出店してみたい」が合わせて55.6%、「出店したくない」「あまり出店したくない」は合わせて22.4%と、非出店者の半数以上が出店には前向きな考えを持っていることがわかる。

調査概要

  • 対象:
     [事前調査]10,000サンプル(全国20~59歳男女)
     [本調査]412サンプル(ECサイト出店に業務として関わっている方)
     「海外出店者」(103サンプル)、「海外出店意向者」(309サンプル)
  • 調査期間:
     [事前調査] 2015年12月11日(金)~12月15日(火)
     [本調査]2015年12月16日(水)
    調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
     ※本調査では「越境EC」を「海外EC」として聴取
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