AWSのネットワーク-Elastic Load Balancing-

※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

CTC教育サービスはコラム「AWSのネットワーク-Elastic Load Balancing- 」を公開しました。
こんにちは、デジタルサポート大喜多です。
今回は久々にAWSのネットワークについてご紹介したいと思います。Elastic Load Balancing(以下ELB)は、AWSが用意したソフトウェアロードバランサーです。代表的な特徴は以下3点です。

1. 可用性
リクエストを複数のEC2インスタンスに分散可能であることはもちろん、複数のアベイラビリティゾーン(※1)に跨ったLoad Balancingを構成することでさらに可用性を高めることができます。

fig01

2. 拡張性
従来の物理アプライアンスと比較して安価かつ設定が簡単なため小規模システムでも導入することができ、後述するスケールアウトにより大規模システムにも対応可能です。
非常に大量のリクエストが来た場合には、ELB自身のスペックが自動的にスケールアウトするとともに、Auto Scalingと連携してEC2インスタンスの数が自動的に増加された場合でも手動設定を行うことなくLoad Balancingの対象に含めるように動作します。

fig02

3. 安全性
Amazon VPCと連携して、個々のEC2インスタンスにグローバルIPアドレスを割り当てることなくリクエストをLoad Balancingさせることが可能です。また、ELBに証明書をインストールすることでHTTPS(SSL/TLS)処理をELBに行わせることも可能です。各インスタンスでHTTPS処理を行わないのでEC2側の設定をシンプルにでき、アプリケーション側で最新の暗号化プロトコルに対応できていない場合でも吸収することが可能です。

※1:AWSはリージョンとアベイラビリティーゾーンから構成されています。リージョンはそれぞれ、地理的に離れた領域(US-East、US-West、Tokyoなど)です。1 つのリージョンに複数のそれぞれ独立したロケーションがあり、このロケーションを「アベイラビリティーゾーン(東京リージョンであれば1aと1cなど)」と呼んでいます。

ELBの特徴および有用性について解説してまいりましたが、一方でELBが苦手とするところもありますので、下記のような要件がある場合は個別に考慮しておく必要があります。

サイトキャッシュ
ELB自身にはキャッシュ機能がないため、別のコンポーネント(例えばVarnish、Nginx等)を活用して対処する必要があります。

この続きは以下をご覧ください
http://www.school.ctc-g.co.jp/columns/okita/okita14.html

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