オープンソースCMS『concrete5』をエンタープライズ向けに強化する!4つの有償機能を知る

concrete5は、静的HTML出力機能とデジタルアセット管理(DAM)機能を、エンタープライズ向け有償機能として新たに提供開始しました。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

直感的な操作と柔軟なカスタマイズ性を備え、導入事例が増加中のオープンソースCMS『concrete5』。使いやすさが一番の魅力のCMSですが、実はエンタープライズ用途のCMSとしても十分な機能を揃えています。

concrete5を開発するPortlandLabsは、concrete5に追加インストールするエンタープライズ向け有償機能として、大規模かつセキュアなWebサイトのCMSに求められる静的HTML出力機能とデジタルアセット管理(DAM)機能をラインナップに追加しました。

オープンソースCMSの使いやすさと利点を保ったまま、企業サイトへも導入できるのがconcrete5の魅力です。今回は、エンタープライズ向けに用意された4つの有償機能についてご紹介します。

concrete5の4つのエンタープライズ向け追加機能

静的HTML出力(HTML Exporter)

concrete5をはじめとする動的なCMSでは、基本的にWebサイトにアクセスがある度にWebページが生成されます。動的CMSは情報公開の即時性やユーザーとの双方向コンテンツの提供に優れています。

静的CMSは、実際にHTMLファイルを生成し、Webサーバーにファイルを展開します。HTMLであればPHPなどのプログラミング言語やMySQLなどのデータベースが使えないWebサーバーからもコンテンツの配信が可能ですが、静的ファイルの生成とWebサーバーへの転送に時間がかかるネックがあります。

この機能は、動的CMSであるconcrete5にWebページをHTMLファイルとして出力する機能を提供し、よりセキュアで多数のアクセスに耐える運用を可能にします。concrete5の直感的な操作方法や自由度、素早い更新はそのままに、動的CMSでは導入が難しかったWebサイトへもconcrete5の導入が可能となります。

また、CDNとの連携や、緊急時に静的ファイルから一時的に表示を復旧するディザスタリカバリの用途などにも使用できます。

統合デジタルアセット管理(Centralized Digital Asset Management/CDAM)

印刷データ、モバイルアプリ、外部サイトに渡るデータをconcrete5のインターフェース内で集中的に管理できる機能を提供します。
Webからダウンロードさせる製品カタログデータを効率的に管理したり、大規模ニュースサイトで記事を複数のドメインで使い回したり、印刷デザインツールで使用できるXMLファイルへ書き出すなど、企業のコンテンツマーケティングを強力にバックアップします。

多段階ワークフロー(Multi-Step Content Workflow)

concrete5には、コンテンツの編集内容に対して承認または却下のステップを挟む1段階のワークフロー機能が標準搭載されています。
本機能はこれを拡張し、多段階・複数経路の詳細な承認フローを実現。より大規模な組織での複雑なワークフローの運用を可能にします。

多言語サイト運用支援(Internationalization)

concrete5は標準で多言語での運用に対応しており、無償のアドオンを利用することで多言語サイトを簡単に構築できますが、本機能ではさらにコンテンツやサイトのユーザーインターフェースの翻訳作業を支援する機能を提供します。
これにより複数言語の翻訳作業を、サイト内で一元管理することが可能になります。また、多段階ワークフロー機能と組み合わせることで、翻訳作業をコンテンツ作成のワークフローに組み込むこともできます。

concrete5の導入しやすさはそのままに、エンタープライズ用途にも対応できる魅力

concrete5は、日本国内の企業、自治体などへの導入事例も増加しており、2014年2月には初の日本語解説書となる『concrete5 公式活用ガイドブック』(マイナビ)が出版されるなど、注目度を増しています。書籍では編集のやりかたやデザインカスタマイズの方法が一通り解説されていますが、特別に高度な技術が必要なわけではありません。HTML/CSSと基礎的なPHPの知識があれば自在に使いこなすことができます。また、編集したいページを直接触って編集する直感的な操作方法は、どんなクライアントにも喜ばれることでしょう。

『concrete5 公式活用ガイドブック』
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=24448

これらのconcrete5の特徴を活かしたまま、追加インストールするだけでエンタープライズ向けのCMSに必要な機能が手に入ることは、Web制作者にとって大きな魅力です。有償機能は、1つのconcrete5サイトごとのライセンス契約となり、初期費用以外の固定費用は発生しません。導入時のサポート、インストール作業の代行、機能カスタマイズ、トレーニング、運用開始後の日本語サポートは有償オプションとしての提供になります。
詳細についてはコンクリートファイブジャパン株式会社までお問い合わせください。

ニュースリリース

http://concrete5.co.jp/ja/news/new-enterprise-products/

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

インデックス
検索エンジンがWebページをデータベースに保存しているデータベース。データベース ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]