タブレット向けWebデザインのノウハウ40選

タブレット向けWebデザインのノウハウ40選

タブレットにはPCサイトを表示すればいい?? 本当に?

はじめに
―― タブレットにはPCサイトを表示すればいい??

スマートフォンの普及率が高まり、最近ではスマートフォンに最適化されたWebサイトも珍しくなくなってきました。デバイスの種類も相当バラエティ豊かになってきて、スマートフォンに限ってもさまざまな機種に対応するのは一苦労です。

たとえば、画面解像度という点から見たとき、iOSではRetinaディスプレイが標準となったものの、実質は幅320ピクセルを維持したままです。Androidでは画面が大型化された機種では1080ピクセルの幅がある一方、小さい機種では320~480ピクセル幅と、実に倍近い違いがあります。

このくらい大きな画面になると、7インチタブレットに近いサイズになりますが、そうしたデバイスでiPhoneを基準に作られているサイトを見ると、妙に画面が余ってしまうことがあります。かといって、PCサイト(切り替え機能が実装されていれば)を表示させても、やはりタッチ操作には適していない場合が多く、どちらにしても使いにくいという印象が強くなってしまうのではないでしょうか。

一方、タブレットに目を向けてみると、2013年も新しいiPadが2種類登場し、Googleの主力機種であるNexus 7も刷新され、主要なスマートフォンブランドからタブレット端末も出揃ってきています。しかし、タブレットに最適化されたWebサイトというのは、ほとんど存在しないというのが現状です。その原因は、もちろん制作・運用のコストや手間という点もあるでしょうが、画面サイズが大きいため(iPadでもXGA相当)、「PCサイトを表示させても問題ない」ことがほとんどでしょう。AmazonもタブレットではPCサイトを表示しています。

「PCサイトを表示させても問題ない」ということは、スマートフォンが出たばかりの頃も同じように言われていました。その根拠は次のようなものでした。

ピンチアウトすれば拡大表示できるし、iOSでサポートされないFlashを置き換えれば対応する必要はない。

しかし、そのような意見は今では少数派になっているのではないでしょうか?

今のところ不要だと言われているタブレット向けサイトも、いずれ標準的な仕様となるのはそう遠くはないのではないかと思います。2013年、日本でもタブレットの販売台数はPCと同等にまで伸び、2014年にはタブレットが上回るだろうと言われています。

ちなみに2013年、米国のサイバーマンデー(感謝祭後の月曜日のECサイトでの一斉セール)では、タブレットからの購入が増加したということです。

Webサイトの利用が直接収益に結びつくECサイトでは、タブレット対応が今後重要になってくるでしょう。そのようなサイトが増えてくれば、他のサイトもタブレットの存在を無視できなくなってくるはずです。

この記事では、今からタブレットも視野に入れたサイトを作るためにどのように考えればいいのか、次の点から見ていきます。

この記事の元となる資料を作った株式会社ドーモでは、Web担当者さん向けのEbookをほかにも提供しています。興味をもたれた方は、こちらもチェックしてみてください。

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