レンタルサーバー導入&活用事例

信頼性、安定性も申し分ない/エイチ・アイ・エス+アイル ホスティングサービス

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社エイチ・アイ・エス+アイル ホスティングサービス

野本 幹彦(フリーライター)

標準で必要な機能が盛り込まれ信頼性や安定性も申し分ない

株式会社エイチ・アイ・エス 会社概要

 台湾茶園
台湾茶園
  • 社名:株式会社エイチ・アイ・エス
  • URL:http://taiwancha.jp/
  • 設立:1980年12月
  • 本社所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1新宿 オークタワー29階
  • 事業内容:旅行業、ホテル業

レンタルサーバー利用概要

  • 利用サービス:アイル ホスティングサービス iCLUSTA i-05
  • 利用内容: 台湾茶の販売サイトとメールサーバーとして利用。販売部分はオプションのSHOP-Maker。台湾茶ブログも同サーバー内で運用。

日本では手に入りにくい
中国茶の販売を手がける

台湾茶園は台北にある荘原有限公司の中国茶を販売するインターネットショップで、海外ツアーや航空券販売で有名な株式会社エイチ・アイ・エスのコンテンツ企画制作グループが運営を代行している。2005年7月6日オープンしたばかりのサイトだが、エイチ・アイ・エスが新しい事業として物販を開始したのだろうか。その辺りからインタビューを始めると、サイト開設のきっかけは“旅行客の声”だったという答えが返ってきた。

株式会社エイチ・アイ・エス 関東営業本部 メディア課 コンテンツ企画制作グループ 主任 春田和陽氏
株式会社エイチ・アイ・エス
関東営業本部 メディア課
コンテンツ企画制作グループ主任
春田和陽氏

「台湾ツアーのお客様には、台湾最大の中国茶サプライヤーである『荘原有限公司』のお茶をお土産として買っていただいおり、非常に好評となっています。しかし、帰国されて飲み切ってしまったら、同じお茶は国内では手に入らない。『あのお茶は手に入らないのか』というお問い合わせが多かったのです」(春田氏)

確かに、台湾茶園のホームページを見ると、無農薬/無添加や高品質を売りにしたお茶がラインアップされている。エイチ・アイ・エスでも台湾は人気のツアーの1つであり、リピーターも多いのだそうだ。同時に台湾のお茶の人気も高いが、国内では台湾茶の茶葉はなかなか安くは手に入らない。そこで、本場の茶葉を国内でも安価で入手できるサイトを立ち上げたということだ。

春田氏が所属するメディア課・コンテンツ企画制作グループは、元々はメディア通信販売課と呼ばれ、インターネットでの旅行販売としてエイチ・アイ・エスのポータルサイトを企画・制作・運営する部署であった。エイチ・アイ・エスのウェブサイトには、ツアーや航空券などの販売以外にも、旅行関連商品を販売するコーナーもあるが、別サイトとしてインターネットショップを立ち上げるのは初めての試みだと言う。

「今回はトライアルという感じで、このような事業をもっと展開していくかどうかは未定です。しかし、少しでもお手ごろの価格で海外でしか手に入らないものを提供していきたいという考えは根底にあります」

海外ツアーの運営により海外ネットワークを豊富に持っているエイチ・アイ・エスが、今後も他の国の商品が販売されるかどうかは、興味深いところだ。

顧客と自社のことを考えれば
必要なのは信頼性と安定性

エイチ・アイ・エスでは、10年ほど前に海外のレンタルサーバーを借りて他のウェブサイトを運営していた経験があると言う。その当時は、トラブルも多く、サーバーにトラブルが発生してしまった場合も海外との時差などによって対応が遅れてしまったケースもあったそうだ。現在、エイチ・アイ・エスのポータルサイトは自社サーバーによって運営されている。「台湾茶園」のサーバーとしては、いくつかの選択肢の中からアイルの「iCLUSTAi-05」を選んだようだが、その基準はどこにあるのだろうか。

「昔の経験から、サーバーが国内に設置されていることは大前提となります。現在は国内にさまざまなサービスがありますが、やはり重要なのは信頼性と安定性でしょう。我が社にとっても、お客様にとっても、この2つがなければ大きなデメリットとなってしまいます」(春田氏)

これまでも、エイチ・アイ・エスではスポーツイベントセクションや旅行販売のAAトラベルでアイルのサーバーを使っていた。そのときは情報システム部が選定したレンタルサーバーを利用する立場だったが、実際に使った経験から「安心感があった」と春田氏は言う。

「特にiCLUSTAはネットワーク回線やサーバー機器が冗長化されている新しい形のサービスで99.9%の稼働率保証などもあるので、信頼性や安定性も申し分ありません。標準で必要な機能がほぼ網羅されていたという点もよかったと思います」(春田氏)

iCLUSTA i-05では、ショップ運営などには欠かせないSSL証明書(日本ジオトラスト社)が標準で提供されているほか、メールウイルス除去サービスなども無償提供されている。また、正木氏が「アクセスログ解析機能なしのウェブ運営は考えられない」というように、高機能なアクセスログ解析ツール「Urchin」が標準搭載されていることも大きなポイントとなったようだ。

コントロールパネルや
サポート体制にも満足

「4月中旬に台湾へ行き、企画を立て、ページ制作は1か月程度で7月にはオープンというスケジュールでした」と春田氏が言うように、台湾茶園の制作期間は非常にタイトなスケジュールとなっていた。そんな中でも、iCLUSTA i-05を選択したメリットがいくつかあったという。

株式会社エイチ・アイ・エス 関東営業本部 メディア課 コンテンツ企画制作グループ 正木奈津子氏
株式会社エイチ・アイ・エス
関東営業本部 メディア課
コンテンツ企画制作グループ
正木奈津子氏

「ショッピングカートを開発する余裕はないので、iCLUSTAを契約すれば、ショッピングカートの『SHOP-Maker』が初期費用無料で利用できるのも魅力でした。SHOP-Makerは申し込めば入金前でもすぐにテスト利用を開始できたのもよかったですね」(正木氏)

タイトなスケジュールの中、ショッピングカートを開発したり、既存のものの中から選定したりする時間はかけていられないが、高機能なSHOP-Makerが利用できればその悩みも解決する。申し込み後、きちんとした契約を交わすまで待たされなかった点も、制作者にとっては助かる部分だろう。では、実際に使ってみた感想はどうなのだろうか。

「今のところ、パフォーマンスに不満を感じたことはありません。サポートも、困ったときにメールやFAXをしておけば迅速に対応してくれます」(春田氏)

「管理ツールのコントロールパネル(独自開発のPlanManager)が非常によくできていて、使いやすいです。実際にサーバーを使うのはネットワークのプロではなくウェブサイトの制作者ですが、技術に明るくない人でもFTPの設定やメールアドレスの追加なども簡単にできました。ウェブの作り手に優しいサービスだな、と感じました」(正木氏)

iCLUSTAは技術的には新世代の共用サーバーとして注目を集めているが、負荷分散や冗長構成による安定性・信頼性はもちろん、使い勝手やオプション構成なども含めて満足度が非常に高いサービスであるようだ。

エイチ・アイ・エスが選んだレンタルサーバー

アイル ホスティングサービス
http://isle.jp/ / http://home.isle.ne.jp/service/iclusta/

アイル ホスティングサービス

2005年5月30日からサービスが開始されたiCLUSTAは、サーバーやネットワークの多重化による「止まらないシステム」や複数サーバーでの負荷分散による安定したパフォーマンスに加え、多彩な各種オプションが用意されて月額945円からの次世代レンタルサーバーサービスだ。

アイルカスタマーサービスセンタ
03-6415-6111 (平日 10:00 〜 18:00)
http://info.isle.jp

※この記事は、『レンタルサーバー完全ガイド vol.2』掲載の記事です。

※社名、所属部署、利用サービス、価格など、この記事内に記載の内容は、取材当時または記事初出当時(2005年8月)のものです。

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