ミック経済研究所、「ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2013年」発刊

2012年度のネット広告代理市場は5650億円で前年度比108.9%、運用型広告の比率が拡大

情報・通信とネットビジネス分野の市場調査を行うミック経済研究所は、ネット広告代理市場とWebインテグレーション市場の実態に関するマーケティング資料「ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2013年」をまとめ、6月28日に発刊した、と7月8日発表した。面接取材を中心に調査し、主要企業の個別実態をベースに市場の動向を推定した。今回が第7版となる。A4版657ページのファイル製本で19万9500円。PDF版24万1500円、CD-ROM版(エクセルベース)は39万9000円。

主要50社のデータを基に拡大集計したネット広告代理市場は、2012年度に5650億円で前年度比108.9%だった。コンサルティングまで含めた2012年度の総市場規模は5950億円で前年度比108.6%となった。2016年度までの総市場の推移では、コンサルティングを含まない場合は2013年度以降、年平均8.4%の成長率で推移し、2016年度には7787億円にまで拡大すると予測した。コンサルティングを含むと、2013年度以降は年平均成長率8.0%で、2016年度には8100億円に達するとみている。

ネット広告代理市場のうち、2012年度の運用型広告のシェアは58.3%を占め、2591億円まで伸びた。運用型広告はWeb広告のアドネットワーク広告とリスティング広告の合算。従来型の「広告枠を買う」ネット広告から変化して今後も年々シェアが拡大し、2016年度には69.9%になると予想した。Webインテグレーション市場は、2012年度の市場規模を前年度比104.0%の894億円と推定。取材先15社の2012年度売り上げは、4社が前年比2ケタ成長したほか、1社を除いて前年比プラスだった。

ミック経済研究所
http://www.mic-r.co.jp/

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