国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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ペンギン・アップデート情報:ペンギンは不自然リンクを嫌う など10+4記事(海外&国内SEO情報)

今回は合計3本のペンギン・アップデート情報をお届けする。

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筆者イベント参加のため、来週(5月18日)のこのコーナーはお休みとさせていただきます。

今週のピックアップ

ペンギン・アップデート情報:ペンギンは不自然リンクを嫌う
★★★★☆ 明らかなウェブスパム (SEOのホワイトハットジャパン)

グーグルは、ウェブスパムを犯しているサイトを検索結果から排除するために「ペンギン・アップデート」と呼ぶアルゴリズム更新を実行した。ペンギン・アップデートによりスパム行為が見つかり評価を下げられたサイトがすでに続出しているようだ。

こちらの記事では、ペンギン・アップデートが標的にしたウェブスパムのタイプと対処方法を分析している。次の4パターンが目に付くとのことだ。

  • 有料リンク購入
  • サテライトサイトからの自演リンク
  • 過剰な相互リンク
  • 低品質なディレクトリサービスへの登録

記事でもYomi-Search利用の野良ディレクトリ登録を例に書かれているが、以前ならば「効果がない」「効果が低い」だけだった施策でも、今はペナルティの原因となる可能性がある

管理サイトの順位が下がったとしたら、記事を参考にチェックして対処するといいだろう。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ペンギン・アップデートのカギはウェブマスター向けガイドラインにあり
★★★☆☆ ガイドラインを守っていればペンギンは怖くない (More Access,More Fun!)

こちらも、ペンギン・アップデート関連の記事。

アフィリエイト プログラムに参加している場合は、サイトを訪れるユーザーにとって価値のある内容であることを確認

意味の無い相互リンク自体ははっきり悪影響だと書いてあるわけですよ。

など、SEOに明るくない人にはイメージしづらい点を明確に示していてわかりやすい。

「自分はSEOの専門家ではないけど」と断っているが、グーグルのウェブマスター向けガイドラインを丹念に読んで正しいSEO理解している方だ。

ペンギン・アップデートに限らず、まずガイドラインを暗記するくらいよく読むといい。テクニック的なSEOを求めたり、リンクを売ることしか考えないSEO業者と契約したりする前に、「まずガイドライン」だ。そうすれば、アルゴリズムの変更など気にせずにユーザー本位のSEOが実践できるだろう。

不自然リンク警告ペナルティの解毒薬はナチュラルリンク
★★★★☆ 毒を消し去ってからオーガニック食を (SEO Imagination)

以前のSEO会社での同キーワードの順位が3位くらいだったそうです。

……

以前のSEO会社では、被リンクの警告を無視する様に伝えられていたそうで、僕から警告への対応が必要だと伝える事で不信感を持たれる事となりました。

しかもグラフの通り、40位前後で推移していた順位が100位圏外まで下がります。

同時にサイトへの流入が約6割減の状況になりました。

というような、不自然なリンクの警告をグーグルから受けて順位が下落したところから、違反を修正し回復傾向が見られたところまでのケーススタディを記録した記事。

完全回復には至っていないが再審査リクエストをパスできない事例が増えている今、間違いなく役に立つ情報だ。後半部分の自然なリンクを獲得するプロセスは警告を受けていないサイトでもぜひ実践したい。

グーグル社員が解説、「再審査リクエストにまつわる 3つの誤解」
★★★★★ 再審査リクエストの処理を透明化 (グーグル ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

グーグルウェブマスター向け公式ブログで、社員のKyotatoさんが「再審査リクエストにまつわる 3 つの誤解」を豆知識として投稿した。

次の3つだ。

  1. 再審査リクエストを確認しているのはアルゴリズムではなく人です。
  2. 再審査リクエストの対象となるのは、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反した場合のみです。
  3. 違反箇所が残っていてはリクエストを送信していただいても意味がありません。

公式ブログの記事にしてほしいと思うくらいの貴重な情報なので、必ず目を通しておきたい。

ウェブマスターツールでデータ参照期間が90日に延長
★★★☆☆ 検索のSSL化も怖くない? (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグル ウェブマスターツールの「検索クエリ」レポートに3つの改良が施された。

  • 検索クエリデータの参照期間が90日に延長
  • 上位のクエリが2,000まで増大
  • サイト登録直後にデータの参照が可能

グーグル ウェブマスターツールの「検索クエリ」は全言語においてウェブ検索がSSL化された今でもトラフィックを生んだキーワードを取得できる唯一のツールになるので機能改善は頼もしい。

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掲載記事からピックアップ

エントリフォーム最適化、いわゆるEFOと不自然リンク警告の対処方法についての記事を今週はピックアップ

用語集
CSS / EFO / Google Webmaster Central / Googlebot / HTML / SEM / SEO / UA / アフィリエイト / インデックス / クロール / コンバージョン率 / サテライトサイト / スマートフォン / ディレクトリ / ユーザーエージェント / リンク / 検索エンジン / 被リンク

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