初代編集長ブログ―安田英久

Twitterで同じ内容を複数アカウントからツイートしまくると凍結!? 3月24日から

「同じ(ような)内容のツイートを複数のアカウントからするのは禁止ですよ」とTwitterが発表、場合によってはアカウント凍結のおそれも
Web担のなかの人

今日は、Twitterの利用ルールに関する話題を。「同じ(ような)内容のツイートを複数のアカウントからするのは禁止ですよ」という発表をTwitterが2月にしていました。場合によってはアカウント凍結のおそれも。

複数アカウントに同一もしくは実質的に同じコンテンツをツイートするのは禁止

Twitter開発者向けブログで、「自動化と複数アカウントの使用について」という記事が2月21日に発表されていました。

要は、次のようなことを伝えているものです。

  • Twitterは、スパムをなくしていっていますよ。

  • 特に、複数アカウントを使ってプログラム的に、特定のツイートに人気があるように見せかけるスパムは、どぎゃんとせんといかん。

  • たとえば、複数アカウントで(実質的に)同じコンテンツを一斉にツイートしまくるのは禁止ですよ。

  • ほかにも、複数アカウントで同時に「いいね」「リツイート」「フォロー」しまくるのも禁止ですよ。

  • ここらへんのことを守らないアプリは、3月23日(金)までに修正しないと凍結しますよ。

いずれもTwitterのルール自動化ルールをより具体的に示したものですが、禁止事項それぞれについて、補足しておきますね。

ポイントは、こうした行為を「非オーガニックな」形ですることを禁止するという点です。

つまり、本当は主体が1人しかいないのに、複数のユーザーがやっているように見せかけることを禁止するのです。そういう行為をするのはプログラムを使ってる場合が多いよね、ということですね。

ですから、以下の内容に該当する場合でも、さまざまなユーザーが自発的に行う場合は禁止の対象ではありません。

複数のアカウントから、同じ(ような)内容のツイートするのは禁止

同じ内容の投稿を複数の場所で行うのを、一般的に「クロス投稿(クロスポスト、マルチポスト)」と呼び、「ネチケット(ネットエチケット)」的にはよくないとされています。

Twitterでも同様に、複数のアカウントで同じ内容を投稿するのを禁止しています。

実はすでに、1つのアカウントで同じ内容を投稿しようとすると、Twitterに「このツイートはすでに送信済みです。」と怒られるようになっています(これは短時間での繰り返し投稿を防ぐ仕組みのようですが)。

これよりもさらに範囲を広げて、複数のTwitterアカウントからの同じ内容の投稿を禁止する制限を、さらに強くしていくということですね。

  • 投稿の内容が全く同一でなくても、実質的に同じ内容であれば適用されます。

  • 一斉に投稿せず予約投稿などで時間をずらしても、同様に適用されます。

  • トレンド入りを狙って特定のハッシュタグ入りのツイートを複数アカウントから人為的に一斉に投稿するのも禁止です。

  • 同じようなコンテンツを複数のアカウントを通じてさまざまな人に届けたい場合は、リツイート(RT)を使うべし

  • ただし、大量のアカウントから自動的にリツイートしまくるのは当然のことながら禁止。

複数のアカウントで、いいね・RTやフォローをしまくるのは禁止

同じ内容を複数のアカウントから投稿することだけでなく、ツイートやアカウントに対するアクションを複数のアカウントから自動的にしまくるのも禁止されています。

たとえば、次のようなものですね。

  • ある投稿へのRTやいいね(ふぁぼ)を、複数のアカウントから一斉にする
  • プログラムを使って、あるアカウントを複数のアカウントから一斉にフォローさせる

ほかにも、自動フォローや自動返信(自動メンション)に関して、ポリシーで定めている内容を明確化して説明する解説がありますので、元記事を参照してください。

今回の発表は、主に開発者向け

今回の発表は、主にTwitterのAPIを使ったサービスやアプリを提供している開発者向けのものです。

要は、「複数のアカウントを登録して前述したようなことをする機能は禁止だから、できないようにアプリやサービスを修正してね」ということですね。

発表では、2018年3月23日(金)までに修正しなければ、アカウントやアプリを凍結するとしています。

一般の人が使うツールの開発者でなくても、自社用にTwitterのAPIを叩くプログラムを作って利用している場合も、制限の対象ですのでご注意を。

あなたが開発者でなくても、複数のアカウントを使った投稿などをツールを使って積極的に行っている場合は、それが禁止されていることだと理解しておきましょう。

「まだ大丈夫だから」とやりまくってると、またTwitterアカウント凍結祭りの犠牲になっちゃうかもしれませんよ。

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