シックス・アパートがインフォコム100%子会社に、「Movable Type」は独自開発で世界市場へ

Movable Typeの知的財産権および契約を引き継ぎ、日本法人で開発提供を行う

シックス・アパートは1月21日、親会社の米SAYメディアが保有するシックス・アパートの全株式をインフォコムへ売却することで合意したと発表した。同時に、米SAYメディアが保有する「Movable Type」の知的財産権やSix Apartの商標権がシックス・アパート日本法人に売却され、シックス・アパートはインフォコムの子会社として、全世界で「Six Apart」ブランドの事業展開が可能になる。

米SAYメディアは、アドネットワーク事業の米ビデオエッグが米シックス・アパートとの合併にあわせて設立した新会社。日本法人のシックス・アパートは、社名を変更せずにMovable Typeなどのサービスを提供していたが、今後はシックス・アパートがMovable Typeおよびソーシャルメディア相互連携ツール「zenback」に関連するすべての知的財産権と契約を引き継ぐ。同時にMovable Typeの国際事業を引き継ぎ、米国をはじめとする世界市場をターゲットに独自開発の製品を提供していく。Movable Typeの開発は、2009年から日本法人が主体で日米欧のユーザーに提供しており、今後の開発計画に変更はなく、2月15日には最新「Movable Type 5.1」の公開ベータテストの開始を予定している。

ブログプラットフォームの「TypePad」は、使用許諾権と販売権をシックス・アパートが取得し、日本市場向けにサービスを継続する。法人向けのTypePadは、zenbackと統合を進め、新ブランドに変更する予定だ。

日本語のsixapart.jpと英語のsixapart.comについてもシックス・アパートが継承し、今後は、Movable Typeの事業のために米国オフィスを設立する予定。

シックス・アパート
http://www.sixapart.jp/

プレスリリース
http://www.sixapart.jp/press_release_20110121.pdf

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