消費行動におけるCGMの役割が明確に--Web広告研究会が「消費者メディア調査」

社団法人日本広告主協会Web広告研究会は2月22日、「消費者メディア市場規模調査」の結果を公表した。

同調査は、CGM(=Consumer Generated Media。ブログやSNSなどの個人が情報発信することのできるサイト)の利用について、同研究会が2007年より実施したもの。

調査の結果。主要CGMサイトの訪問者数は、2006年9月時点で3528万人となり、前年同月比で19%増を記録した。また、ページビュー数も前年比でほぼ2倍となった。

訪問者数においてもっとも成長が著しいのはSNSで、1年間で約3.5倍に増加。一方、ブログの訪問者数は2673万人で、前年同比33%の増加となった。

CGM全体では、平均訪問回数、平均利用時間ともに大きく増加し、特にブログの伸びが貢献した。前年の調査では、個人ホームページへの訪問がブログにシフトしている傾向が読み取れたが、今回の調査では個人ホームページにも成長傾向がみられた。SNSの訪問頻度、利用時間は他のCGMを圧倒しているが、伸び率は鈍化傾向にある。

利用者の年齢構成では、特にSNSで若い世代の比率が高く、29歳以下がほぼ4割を占めた。

CGMの流入元・流出先ともに、前年に引き続き、Yahoo!検索が多かった。

今回対象となった主要CGMの、Web利用全体に占める利用時間シェアは、この1年で着実な拡大傾向を示し、2006年9月時点で24.4%まで上昇した。

日本広告主協会Web広告研究会
http://www.wab.ne.jp/

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