「アクセス解析の集計と用語定義ガイドライン」をアクセス解析イニシアチブが公開

業界関係者が共通認識で話ができるガイドとして発表。サイトでPDF版をダウンロードできる

アクセス解析の人的交流と効果的な活用を広める協議会、アクセス解析イニシアチブは10月27日、「アクセス解析の集計と用語定義ガイドライン(第1版)」を公開した。ガイドラインのPDF版は、アクセス解析イニシアチブのサイトでダウンロードできる。

今回発表の第1版では、基本指標である「ページビュー(数)」「訪問(のべ訪問者数)」「ユニーク訪問者(数)」「ページ滞在時間(訪問滞在時間)」の4つと「データ収集方法の明示」のガイドラインに関して掲載している。

本ガイドラインは、国内でアクセス解析そのものの認知や理解の向上には、用語定義や指標名の統一が不可欠であるとし、アクセス解析の標準化推進を目指して発表されたもの。アクセス解析の基本的な用語に関して、各社各様の定義あるいは指標名が利用されている状況を改善し、用語、用語の定義、集計方法の定義などについて、ユーザー同士、ユーザーとツールベンダー、ユーザーとコンサルタントが共通の認識のもとで話せる環境作りを推進する。

今回標準化の取りまとめを行なった、アクセス解析イニシアチブ標準化分科会リーダーの衣袋宏美氏は、「本ガイドラインはアクセス解析イニシアチブが、業界を取りまとめて方向性を提示し意思決定をしたものではありません。業界関係者が共通認識で話ができるような標準化されたデータを利用するためのガイドとして頂ければと考えています」と述べている。また、多くのパブリックコメントを集めることを目的にしているという。

当初はパソコンのブラウザからのウェブサイト利用に限定しているが、ガイドラインの適用範囲は適宜拡げていく予定だという。なお、今回はウェブマーケティングに役立つ用語を中心に掲載し、広告効果測定ツールによる広告の計測、ウェブサーバーのシステム負荷の監視などの指標は対象外としている。

アクセス解析イニシアチブ
http://a2i.jp/

ガイドラインダウンロード先、およびパブリックコメントフィードバックの詳細
http://a2i.jp/topics/news/2239

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