子どもにネットリテラシーを伝える視点~「なぜ、知らないか。」

総務省などがバックアップする「安心ネットづくり促進協議会」に協力しています。本活動では、子ども達に「知らないことを伝える」だけでなく……
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

「安心ネットづくり促進協議会」
http://www.fmmc.or.jp/anshin-net/index.html
に参加し、普及啓発委員会での活動に力を入れることになりそうです。
もちろん、大切なのは、インターネットの世界で「やってはいけないこと」を伝えると同時に、

“「やってはいけないこと」さえ守っていれば大変便利なものなんだ”

という感覚を多くの人に身につけてもらうこと、そのためにはどうすればいいか考えることですね。

さて。
上記のような議論をするときに、

「やってはいけない」ことって何だろう…
「やってはいけない」ことで子どもが知らないことって何だろう…
それを書き上げていこう!
書き上げたものを冊子か何かで伝えよう!

という順で進むことが多いのですが…

“「やってはいけないこと」を(世の中が)知らない、だから「やってはいけない」ことを伝えよう。”

だけでは「木を見て森を見ず」になると思います。
いったいどういうこと?かと申しますと…

手元に『小学校で教えるマナー インターネット“絶対にしてはいけない!!”30の法則』(汐文社)があります。
法則を何個か書き上げてみましょう。

・危険なホームページを見てはいけない!
・危険なソフトをダウンロードしてはいけない!
・かんたんにアンケートに答えてはいけない!
・インターネットショッピングはよく考えなくちゃダメ!
・チェーンメールは転送してはいけない!
・大切な連絡・急ぎの連絡をメールで送ってはいけない!
・無断で他の人のメールを公開したり、転送してはいけない!
・パスワードや名前、住所、電話番号を教えてはいけない!
・掲示板に、本名や住所、電話番号などの「ひみつ」を書き込んではいけない!

…うんうん、もっとも、子ども達に伝えなければいけないことばかりですね。

で、この本。
2000年11月の発行なんですよ。

…そう、昔からインターネットの危険性を伝えていく書籍、伝えている人なんてゴマンといるんですよね。
でも伝わっていない、相変わらずキケンなことをする子どもたちがいる。

「なぜ子ども達に“危険な行為”が伝わっていないのか?」

ここを徹底的に考え、その「なぜ」を解決させる仕組みや仕掛けを考えないと、実効性のある対策って打てないですよね。

教育においても同じです。

「数学ができません、どうしたらいいんですか?」
「練習量が足りないのでは…」
「うんわかった、やってみる!」

…という会話だけでは、(これで奏功する場合もありますが、大半は)うまくいかないでしょう。
「なんでできないか」という真相や背景に迫らない、と。
※だから相談者が「自分のことをできるだけ具体的に開示して相談する」ことは、学習相談においてとーーーっても大事なんですね。

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