「テレビを見ない人」は平均9.6%だが、10代だと23.1%にまで達している【MMD研調べ】

一方「YouTubeを見ない人」は10代だとわずか2.1%。8割近い10代が毎日1時間以上YouTubeを視聴。

MMD研究所は、「動画視聴に関する利用実態調査」の結果を発表した。18歳~69歳の男女5,706人から回答を得ている。

テレビを最も見ているのは60代、YouTubeを最も見ているのは10代。ともに9割超

まず5,706人全体に、「テレビ(地上波・BS・CS)」「YouTube」「動画配信サービス(Netflix・Hulu・U-NEXT・Amazon Prime Video)」の視聴時間(1日あたり平均)を聞いた。その結果、「まったく見ない」との回答が少なかったのは、「テレビ」9.6%、「YouTube」17.9%、「動画配信サービス」50.8%だった。

それぞれ最多の時間帯は、テレビが「1時間~2時間未満」22.4%、YouTubeが「30分未満」32.0%、動画配信サービスが「30分未満」13.3%だった。映画作品などが多い動画配信サービスでも、1日の視聴時間はそれほど長くない。

これらの回答を年代別で見ると、テレビの視聴者は60代の94.8%、50代の93.2%が圧倒的に多い。10代は76.9%で8割に満たない。一方、YouTubeの視聴者は、10代の97.9%、20代の90.0%が多く、60代は73.8%にとどまり、視聴時間も短い。「60代の9割はテレビを見て、10代の9割はYouTubeを見る」という両極端な状態になっている。なお、動画配信サービスでは、20代の視聴時間が長い。

プライム会員でなく「Amazon Prime Video」のみの利用でもコスパに満足している人が多い?

動画配信サービスについて「利用経験」を聞くと、5,706人のうち61.2%が「利用したことがある」と回答した。利用経験者3,491人のうち、「現在月額料金を支払って利用している」という人は62.3%(2,174人)で、「Amazon Prime Video(プライム会員)」66.0%、「Netflix」23.9%、「Hulu」13.9%、「U-NEXT」10.0%が上位となっている。

年代別に見ると、どの年代も1位「Amazon Prime Video(プライム会員)」、2位「Netflix」だが、3位以下はやや分かれる結果となった。

なお、予備調査で抽出したNetflix、Hulu、U-NEXT、Amazon Prime Video(プライム非会員)利用者800人に、「サービスに加入する際に重視した点」を聞くと、Netflixは「月額料金」48.0%、「オリジナル作品」47.5%が上位に、Huluでは「月額料金」54.0%、U-NEXTでは「動画の配信数」52.0%、Amazon Prime Video(プライム非会員)では「月額料金」59.0%が上位となった。一方、「満足度」という観点で聞くと、「コストパフォーマンス」では「Amazon Prime Video(プライム非会員)」が、「作品数」「サイト/アプリの使いやすさ」では「Netflix」が1位となっている。

調査概要

  • 【調査対象】予備調査:18歳~69歳の男女、本調査:動画配信サービス利用者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年7月12日~8月5日
  • 【有効回答数】予備調査5,706人、本調査800人(Netflix会員:200、Hulu会員:200、U-NEXT会員:200)、Amazon Prime Videoのみの会員:200)
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