「ブランド・ジャパン2021」1位は2年連続で「YouTube」、上昇率1位は“○○女子”でも注目の衣料ブランド【日経BPC調べ】

トップ10に返り咲いたのはユニクロ、ソニー、ディズニー、トヨタ自動車、アップル。

日経BPコンサルティングは、ブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2021」の結果を発表した。「ブランド・ジャパン」調査は、国内で使用されているブランドを、一般生活者とビジネス・パーソンが評価する調査プロジェクト。2001年に第1回調査を実施し、今回で21回目を迎える。

一般生活者編では、「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」という4指標により、ブランド価値の「総合力」を算出。企業ブランドと製品・サービスブランド、総計1,000ブランドを対象に調査を行った。

ビジネス・パーソン編では、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」によりブランド価値の「総合力」を算出。500の企業ブランドを対象に調査を行った。また今回よりビジネス・パーソン編では、「SDGs」の17ゴールに貢献している企業活動について、認知度を聴取した。

一般生活者のブランドイメージで「YouTube」が2年連続

その結果、一般生活者編「総合力」ランキングでは、前年1位の「YouTube」が88.0ポイント(偏差値)で2年連続の首位となった。前年の96.8ポイントから数値は下がった、引き続き「イノベーティブ(革新性)」「コンビニエント(利便性)」の高評価を維持している。

2位以下には、「Google」(前回6位)、「ユニクロ」(前回13位)、「無印良品」(前回3位)、「ソニー」(前回41位)が続く。トップ10圏内では、ユニクロ、ソニーの他、ディズニー(前回20位)、トヨタ自動車(前回68位)、アップル(前回12位)が返り咲いている。

ブランド力上昇トップは「ワークマン」

総合力の前回との差分(偏差値)を見ると、もっとも上昇したのは「ワークマン」だった(23位、前回151位。15.0ポイント増)。同ブランドは店舗数・新規客が増加するとともに、「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」といったブームも生み出している。トヨタ自動車(9位、前回68位。14.3ポイント増)は、テレビCMとネットメディアを融合させたオウンドメディア「トヨタイムズ」が話題となった。その他では、セブンプレミアム、ソニー、富士フイルムが上昇ランキング上位となっている。

なお今回から聴取したSDGsに貢献する企業活動の認知度では、サントリーが「安全な水とトイレを世界中に」「海の豊かさを守ろう」、味の素が「飢餓をゼロに」で高い評価を得たとのこと。

調査概要

  • 【調査期間】2020年11月10日~12月6日
  • 【調査対象】一般生活者(18歳以上の男女)とビジネスパーソン(18歳以上の有職者)
  • 【対象ブランド】一般生活者:企業、商品・サービスブランド1,000ブランド
  • ビジネスパーソン:企業ブランド500ブランド
  • 【調査方法】それぞれのブランドに対する様々なイメージを、Yes/Noで直感的に回答
  • 【回収数】一般生活者:41,000サンプル
  • ビジネスパーソン:21,000サンプル

 

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