広告関係3団体が「デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)」を設立、広告品質の向上目指す

公益社団法人の日本アドバタイザーズ協会と、一般社団法人の日本広告業協会、日本インタラクティブ広告協会の広告関係3団体は、デジタル広告の品質を認証する機関の「一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)」を設立し、4月1日から事業を始めた、と同日発表した。事務所を東京・銀座に置いて3団体の専務理事3名が業務を執行する。

JICDAQは、デジタル広告関連事業者の「アドフラウド(広告詐欺)を含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティ(ブランド毀損の防止)の確保」に関わる業務プロセスの認証基準を制定し、適切に業務している事業者を認証して社名を公開する。認証を広告市場のスタンダードにして健全な広告ビジネスを確保する。

理念に賛同するアドバタイザー(広告主)の社名も公開し、アドバタイザーと広告業関係者が協働して広告品質の向上を目指す。米英を拠点にしたデジタル広告の認証機構のTAG(Trustworthy Accountability Group)と提携し、TAGで品質認証を受けた事業者が簡易なプロセスでJICDAQの認証を受ける仕組みを導入する。