Google広告のリードフォーム表示オプションとは?メリットやデメリットと設定方法を紹介

2020年秋のアップデートによりパソコンにも表示できるようになったGoogle広告の無料の表示オプションの1つ、”リードフォーム表示オプション”についてご紹介します。Facebook のリード獲得広告と違い、「検索」という行動をおこしているユーザーに対してサイトに遷移せずにお問い合わせや資料請求ができる便利な機能です。メリットとあわせてデメリットも記載していますので、ぜひご一読ください!
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

見込み顧客を獲得できるリード獲得はこれまで接点がなかったユーザーにアプローチする施策なので、効果的なリード獲得の手法を見つけるのはなかなか難しく、お悩みの方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが Google 広告のリードフォーム表示オプションです。

2019年10月よりベータ版の広告表示オプションとして追加されたこの機能は、これまでモバイル・タブレットにしか表示できなかったのですが、2020年秋のアップデートによりパソコンにも表示できるようになりました。

β版なので、一部のアカウントでは利用することができません。

広告でリード情報が獲得できる機能といえば、Facebook の「リード獲得広告」が有名ですよね。今回ご紹介するリードフォーム表示オプションも、Facebook の「リード獲得広告」に似た機能になります。

ただし、Facebook の「リード獲得広告」と違う部分もありますので、その違いも含めてリードフォーム表示オプションとはどんな機能なのかをご紹介します。Facebook のリード獲得広告についてはこちらの記事をご覧ください。

Facebookリード獲得広告の「質」を高める3つの対策

今回は Google 広告でもリード獲得ができる、リードフォーム表示オプションについてご説明します。

リードフォーム表示オプションとは

リードフォーム表示オプションとは、Google 広告で設定できる無料の表示オプションの一つで、サイトに遷移せずにお問い合わせや資料請求ができる機能です。

広告の下にフォームを設定でき、その広告表示オプションをクリックすれば、サイトに遷移せずに直接フォーム送信を促すことができます。

Google 広告検索結果:リードフォーム表示オプション

2020年秋よりすべてのデバイスで表示可能に

以前まで、表示可能なデバイスがモバイルとタブレットのみでしたが、2020年秋からパソコンにも表示できるようになりました。パソコンの使用頻度が高い BtoB 企業などがターゲットのビジネスには嬉しいアップデートですね。

先ほど掲載した画像は、検索キャンペーンにおいてモバイルで表示されたときのイメージ画像になりますが、PC でも見え方はほとんど変わりません。

リードフォーム表示オプションの表示のされ方は、キャンペーンタイプによって異なります。

使用できるキャンペーンタイプは3つ

リードフォーム表示オプションが使用できるキャンペーンは以下の3つです。それぞれ広告の掲載場所や表示のされ方が異なります。

  • 検索キャンペーン
  • 動画キャンペーン
  • ファインドキャンペーン

こちらの画像が検索キャンペーンでの表示になります。Google で検索をしたときに表示されます。

Google 広告検索結果:リードフォーム表示オプション

動画キャンペーンでは、YouTube などに表示できます。Android 搭載のモバイルにのみ表示されるという特徴があり、iOS 搭載のモバイルやパソコンには表示されません。

YouTube リードフォーム表示オプションのプレビュー

ファインドキャンペーンでは、Discover、YouTube Home Feed、Gmail へ配信できますが、リードフォーム表示オプションを使用できるのは Gmail のみになっています。

また広告タイプは、「イメージ広告」と「カルーセル広告」を選択することができますが、「カルーセル広告」ではリードフォーム表示オプションは掲載されません。

Gmail リードフォーム表示オプションのプレビュー

設定できること

リードフォーム表示オプションは以下の3つが設定できます。ここからは設定できる項目を実際の設定画面を用いて説明していきます。

  • リードフォーム
  • リードフォーム送信後のメッセージ
  • 広告用の行動を促すフレーズ

リードフォームの設定

リードフォーム表示オプションを使用する場合は以下の項目を設定します。背景画像の設定だけは任意で、それ以外の項目は設定が必須です。

リードフォーム表示オプションの設定

これらの設定項目のなかでも、「質問」の設定は基本的なユーザー情報として下記の選択肢が用意されており、選択肢の中からユーザーに入力してもらいたい情報を設定します。

  • 名前(姓と名またはフルネームにカスタマイズ可能)
  • メール
  • 電話番号
  • 市区郡
  • 郵便番号
  • 都道府県
  • 会社名
  • 役職
  • 仕事用メールアドレス
  • 仕事用の電話番号

この他に、ビジネスの業態などに合わせた質問も用意されており、その中から必要に応じて追加することもできます。

Google リードフォーム表示オプション:「小売」業態での質問の追加

リードフォーム送信後のメッセージの設定

リードフォームを記入して送信した後に表示されるメッセージも設定が可能です。ここではお礼のメッセージや、対応までの日数などを伝えることができます。

また、サイトの URL を設定すれば、フォーム送信後そのままサイトに流入する導線を作ることもできます。設定できる項目について下記にまとめました。

リードフォーム送信後のメッセージの設定

広告用の行動を促すフレーズの選択

広告の部分の設定ができます。ユーザーがクリックする前に見る部分なので、この表示オプションをクリックすることで何ができるのかをしっかり伝えることが重要になります。

広告用の行動を促すフレーズの選択

【注意】リードフォーム表示オプションはクリックで費用が発生!

他の広告表示オプションと同様に、リードフォーム表示オプションもクリック課金となっています。

このとき発生する費用は広告そのものをクリックしたときと同じなので、キーワードに設定している入札価格をもとに費用が決まります。

そのため、クリックされたからにはしっかりコンバージョンに繋がるように、リードフォームの内容や説明文の訴求内容を工夫することが重要です。

リードフォーム表示オプションによる2つのメリット

続いてはリード表示オプションを使用する2つのメリットをご紹介いたします。

記事の続きはこちら

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

HCD
「Human-Centred Design」(人間中心設計)の略称。機械やシステ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]