オトナルがSpotifyやradiko、テレビ局のインストリーム動画に音声と動画の広告を配信

ブランドリフト調査、サイトCV計測、来店計測の3つの手法で広告効果を媒体横断で測定

デジタル音声広告事業のオトナルは、音声広告とプレミアム動画広告の連携配信サービス「デジタル音声×プレミアム動画 OTT広告配信」を12月23日に始めたと、と同日発表した。音楽ストリーミングの「Spotify」▽インターネットラジオ「radiko」▽音声ニュースの「朝日新聞アルキキ」に音声広告を、テレビ局のインストリーム広告(動画内に流れる広告)サービス▽「YouTube」などプレミアム動画の広告枠に動画広告を配信する。

 

オトナルが運用するDSP(広告主向け広告配信プラットフォーム)から複数媒体に配信する。スマートフォンでラジオや音楽を聴くリスナーと、ネット接続したコネクテッドTVやPC、タブレットなどでYouTubeやプレミアム動画を見る視聴者に音声と動画が連携した広告を配信できる。再生回数を制限するフリークエンシーキャップをかけて配信すれば、予算内で音声と動画のメディアを横断してユーザーリーチを最大化できる。

 

音声広告は既存の動画素材を元に音声用に最適化して手間を軽減し、動画広告と統一感を保つ。音声と動画の広告を一元管理するので、同一指標での効果検証が可能。認知度や購入意向の「ブランドリフト調査」▽スマートスピーカーで音声広告に接してスマホでCVページ訪問などの「コンバージョン計測(ビュースルーCV)」▽位置情報データを使った広告配信を活用した「広告来店コンバージョン(地点CV)」の3つの手法で検証する。

 

音声広告と動画広告の効果検証では、音声と動画クリエイティブを分けて広告フォーマットごとの効果測定も得られる。国内でネットラジオのユーザーが増えており、聴覚に向けた広告コミュニケーションが見直されていることから、オトナルは普及が進んでいないデジタル音声広告の新しい市場形成を目指している。サービス名にある「OTT(Over-The-Top)」はインターネットで提供されるストリーミングメディアの総称。

 

 

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