C3.aiとマイクロソフト、アドビがAIを活用した業界特化型CRM「C3 AI CRM」を提供開始

最新AIアーキテクチャで駆動するCRMを3社で再創造、グローバルで共同マーケティング

米国Adobeは、AI(人工知能)ソフトウェアプロバイダーの米国C3.aiと米国Microsoftで、AI活用を前提に設計された業界特化型CRM(顧客関係管理)ソリューション「C3 AI CRM」を提供すると10月26日に発表し、日本語訳をアドビが10月28日に公開した。AI活用のCRMソリューションを3社で再創造し、統合型スイートとして共同で提供していく。

C3 AI CRMは、マイクロソフトのCRM「Microsoft Dynamics 365」と、アドビの顧客体験管理ソリューション「Adobe Experience Cloud」、C3.aiの法人向けAI機能を組み合わせ、業界固有のデータモデルなどを統合する。マーケティングやセールス、カスタマーサービスを各業界に最適化して最新AIアーキテクチャで駆動する業界特化型CRMとなる。

C3 AI CRMは、収益サプライチェーン全体にわたって予測したインサイトをリアルタイムで提供する。収益の正確な予測▽製品需要の正確な予測▽顧客の解約の特定とその削減▽高品質の見込み客を特定▽次善のオファー、次善の製品の提示▽AIを活用したセグメンテーション、マーケティング、ターゲティング--などを得ることができる。

C3 AI CRMの販売では代理店や業界パートナーのほか、業界横断で全世界の企業を対象に専任の営業チームを設ける。金融▽石油・ガス▽公益事業▽製造業▽通信▽公共部門▽ヘルスケア▽防衛▽インテリジェンス▽自動車▽航空宇宙などの業種別市場を初期のターゲットにして、グローバルなマーケティングを3社共同で取り組んでいく。

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