2020年上半期のWebプロモ予算、コロナ禍により「増額」と「減額」がほぼ並ぶ結果に【イルグルム調べ】

2020年下半期は復活に向け注力。「減らす予定」を「増やす予定」が大きく上回る。

イルグルムは、「2020年上半期のWebプロモーション」に関する調査結果を発表した。企業のマーケティング・広報・企画/販促担当者202人から回答を得ている。

月間平均Webプロ予算、月間100万円以上が約8割、300万円以上でも約6割

まず「2020年上半期(2020年1月~6月)の月間平均Webプロモーション予算」について、Webプロモを実施した企業(92人)に聞くと、「300万円~499万円」28%が最多。次いで「1,000万円以上」「99万円以下」がともに21%で、二極化の様子がうかがえる。月間100万円以上にあたるのが約8割、300万円以上に限っても約6割が該当する。

「2019年下半期から2020年上半期で、Web広告の出稿金額に変化はあったか」を聞くと、「減額した」35%、「増額した」32%、「変わらない」30%がすべて3割台で横並びの状態だった。コロナ禍で予算を絞った企業もあれば、オンライン施策に改めて注力した企業、様子見だった企業もあったと考えられる。

Webプロモ費用を増額した企業(29人)にその理由を聞くと、「オンラインの売上が伸長」69%、「実店舗の売上減によるオンラインシフト」52%に回答が集まった。「新型コロナウイルスによる需要増」38%との回答も多く、コロナ禍によりオンライン増・需要増といった変化が明確に見受けられる。

「2020年上半期に増額したWeb広告」「2020年上半期に減額したWeb広告」をそれぞれ聞くと、増額したWeb広告は「Google広告(指名)」69%、「Google(一般)」52%、「Yahoo!スポンサードサーチ(指名)」52%が上位になったほか、TwitterやInstagramのSNS広告が続いた。減額したWeb広告では、「Google広告(一般)」41%、「Yahoo!スポンサードリサーチ(指名)」34%、「Yahoo!スポンサードリサーチ(一般)」34%が上位で、ここでも予算を増額した企業/減額した企業が二極化したことをうかがわせる。

2020年下半期は「効果測定」「アトリビューション分析」に注力

2020年下半期(2020年7月~12月)にWebプロモを実施予定の165人に、Web広告費の増減を予想してもらうと、「わからない」35%が主流ながら、「変わらない」27%、「増額する予定」24%が、「減額する予定」13%を大きく上回り、各企業は下半期に“攻めの姿勢”を採ると思われる。

具体的に「2020年下半期に、Web広告の出稿強化にあたり取り組みたい施策」を聞くと、「効果測定ツールの導入」58%、「アトリビューション分析」50%、「オフラインからオンラインへの来店促進」43%をあげる人が多かった。出稿強化に合わせ、分析に注力したいという企業の意向が感じられる結果と言える。

調査概要

  • 【調査対象】企業のマーケティング・広報・企画/販促担当者
  • 【調査方法】インターネットによるアンケート調査
  • 【調査期間】2020年7月13日~20日
  • 【有効回答数】202人(2020年上半期にWebプロモーションを実施した92名、2020年下半期にWebプロモーションを実施予定の165名)
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