パナソニックとJREMがロボットによる駅サービスの実用化検証を高輪ゲートウェイ駅で実施

動くサイネージとして液晶ディスプレー3面に駅の広告や感染症対策を表示、利用客が注目

パナソニックとグループ2社は、JR東日本の100%子会社で駅の機械設備や電子マネーソリューションを手掛けるJR東日本メカトロニクス(JREM)とともに、ロボットを利用した駅サービスの実用化検証実験を6月17~30日に実施した、と7月9日発表した。山手線・京浜東北線の新駅としてJR東日本が3月14日に開業した高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)で行った。

JR東日本は高輪ゲートウェイ駅を最新のサービス設備を導入する「未来の駅」に位置付け、さまざまな技術を試行している。今回の検証実験もその一環となる。パナソニックは、施設内で人や障害物を検知して自律的に減速・回避し、回避できない時は停止する案内ロボット「HOSPI Signage」と、ロボティックモビリティ(ロボット電動車いす)を1台使用した。

案内ロボット「HOSPI Signage」(右)とロボティックモビリティ(左)

実験でHOSPI Signageは動くサイネージ(電子看板)になり、胴体3面の液晶ディスプレーに駅の広告や感染症対策の注意を表示し、事前に設定した移動経路に沿って駅2階の改札内コンコースを時速2.5kmで自律移動。駅利用客の注目を集めた。パナソニックの試算では、動くサイネージは固定型と比較して3倍の注目度があるといい、広告の価値向上が期待できる。

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