App Storeの検索広告「Apple Search Ads」とは?運用実績から見えたやるべき4つの理由とはじめ方マニュアル

App Storeの検索広告「Apple Search Ads」は、リリースからまだ約1年半しか経っていないためか、具体的なノウハウがあまり出回っていません。そこで、本記事では始めるべき4つの理由をお伝えし、基本設定から実際に広告配信ができるようになるまでを解説します。iOS アプリインストールを伸ばしたいのであれば、ぜひともお試しください!
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

2018年8月に日本でリリースされた、iOS デバイス向けのアプリ広告である「Apple Search Ads」ですが、まだ約1年半しか経っていないためか、具体的なノウハウがあまり出回っていません。

そこで、本記事では Apple Search Ads をやるべき理由を説明し、設定から、実際に広告配信、広告表示が確認できるようになるまでを解説いたします。

Apple Search Ads とは?

Apple Search Ads とは App Store の上位に掲載できる検索連動型広告です。Google や Yahoo! の検索連動型広告とは異なり、アプリインストールを目的とした広告メニューとなっています。

この記事では、広告が表示される場所、課金方式、ターゲティング一覧、広告クリエイティブ、プランの順で説明していきます。

広告が表示される場所

Apple 社が運営している「App Store」という、 iOS デバイス(iPhone,iPad,Macなど)でダウンロードできるアプリケーションをまとめたプラットフォームの検索結果画面で広告表示することができます。ここに広告掲載できるのは、Apple Search Ads だけになります。

この App Store の検索結果には、オーガニック検索枠も併存します。

掲載される順番は、広告枠が優先されるので、 オーガニック検索1位のアプリよりも、さらに上位に表示させることが可能となっています。

広告枠は各検索結果につき1つ限定なので、表示されればクリックされる確率は高く、一般名詞でもクリック率10%から20%を見込めます。

課金方式

広告がタップ( PC でいうクリック)された時点で費用が発生する「cost-per-tap モデル」、というタップ課金方式(CPT)となっています。もちろん、広告が表示されるだけでは費用は発生いたしません。

先述の通り、広告枠は各検索結果画面につき1つしかありません。そのため、今後 Apple Search Ads を導入する企業が増えれば増えるほど、タップ単価は高騰していくと推測されます。

現在はキーワードにもよりますが、20円から200円の間でタップ単価は推移することが多くなっています。どの広告媒体でもそうですが、競合が少ない、もしくは全くいないときに広告配信していた企業が先行者利益を享受できます。Apple Search Ads も同じことがいえるでしょう。

ターゲティング一覧

Google では細かなターゲティングはシステムでの自動最適化をおこないますが、Apple Search Ads では比較的自由にターゲットを設定することができます。

設定できるレベルは広告グループ単位です。検索キーワードの他に設定できる項目は以下の通りです。

設定項目選択肢
デバイスiPhone および iPad / iPhone のみ / iPad のみ
顧客タイプ新規ユーザー / すべてのユーザー / 以前アプリケーションをダウンロードしたことのあるユーザー / その他の自社アプリケーションのユーザー
性別すべて / 男性 / 女性
年齢すべて / もしくは20歳から1歳単位で設定可。ただし、65歳以上は一括設定
場所都道府県から市区町村まで設定可能
広告スケジュール開始日 / 終了日 / 曜日 / 1時間単位

注意点として、市区町村レベルで設定したいときは、日本語で打つと表示されないので、アルファベットで打ちましょう。

例えば、東京都港区だけに配信したいときは、「港区」で検索しても選択肢が出てきませんが、「minato」で検索すると設定できます。

minatoでの検索結果

「minato-ku」「minatoku」や「minato ku」では検索しても選択肢が出てきません。

minatoku での検索結果
minato ku での検索結果

広告クリエイティブ

広告クリエイティブとして表示される内容は、App Store の製品ページに設定しているテキストや画像を基に自動生成されます。

オーガニック検索と同じクリエイティブになりますが、成果という点では問題ありません。もし広告枠とオーガニック検索枠とで別の訴求をしたい場合は、「Creative Sets」を使用することで広告独自の訴求をすることが可能になります。

Creative Sets 設定画面

Apple Search Ads のプランは2つ

Apple Search Ads には、「Basic」と「Advanced」と2種類あります。今回の記事では、後者の「Apple Search Ads Advanced」をメインに取り上げます。

記事内での「Apple Search Ads」という表現は Advanced プランの内容を指すこととします。それぞれ表を違いをまとめてみました。

プラン工数ターゲティングこんな人にオススメ
Basicかからないシステム処理運用に時間が避けない人
Advancedかかる自分で調整成果の最大化を狙う人

 

Basic は工数をかけずに広告配信でき、マーケティングと別業務を兼務されている忙しい方におすすめのメニューです。

広告配信地域や予算設定などをするだけで済むので、運用業務を減らすことができるのがメリットです。しかしデメリットとして、細かなターゲティングなどはシステムがおこなうので、成果の最大化やノウハウを蓄積していくことができません。

対して、Advanced では、Basic ではできない細かな設定ができるというのがメリットになります。特に、検索キーワードを指定することができ、さらにキーワードごとに適切な入札金額を指定できることが、Advanced における最大の特長です。

Apple Search Ads を始めるべき4つの理由

Apple Search Adsを始めるべき理由は以下の4つです。それぞれ詳しく説明していきます。

  1. インストールしていないユーザーだけに広告配信できる
  2. インストール率が高い
  3. 課金率が高い
  4. 業界大手アプリでなくても、成果がでる

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