4月の「消費意欲」は「45.3点」、旅行・外食・食品の消費意欲が3月よりダウン【博報堂調べ】

“モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求”を100点満点で毎月質問。

博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」は、4月の“消費予報”を発表した。

4月の消費意欲指数は「45.3点」、過去最低水準の3月とほぼ変わらず

この調査では、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点くらいですか」という質問を行い、その結果を「消費意欲指数」として算出している。

その結果、4月の消費意欲指数は「45.3点」。3月の45.1点からはプラス0.2ポイントと増加したが、前年比ではマイナス1.3ポイントとやや落ち込みを見せている。期末期初である3月と4月は、基本的に消費意欲は高まるが、過去最低水準となった3月とほぼ変わらないため、値としては低いほうだ。カテゴリではやはり「旅行」「外食」がダウンしている。

 
 

男女別で見ると、男性は前月比・前年比ともに増加しているのに対し、女性は前月比・前年比ともに減少を見せている。

 

「買いたい・外出したい」気持ちはあるが……コロナの壁

とにかく新型コロナウイルスの影響を抜きに、現時点の消費意欲は語れない。調査時期が臨時休校の発表直後ということもあり、自由回答では「新生活、新年度、新学期準備」(19年4月66件→20年4月34件)、「欲しいもの、出費予定がある」(19年4月80件→20年4月57件)といった意見は、前年から半分近く減っている。一方で「出かけられないのでネットショッピングをしたい」「こんな時だからこそ経済を回したい」といった前向きな意見もあがっており、2019年10月の消費税増税時ほど、指数は低下していない。

「消費したい」という意欲は通常通りにあるが、新型コロナウイルスによる外出制限により、その気持ちが打ち消されている、というのが消費者の心理だろう。

 

 

調査概要

  • 【調査対象】首都40km圏・名古屋40km圏・阪神30km圏に在住の20~69歳男女
  • 【調査方法】消費意欲を点数化するなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施
  • 【調査期間】2020年3月5日~9日
  • 【集計サンプル数】1,500名
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