AI主要6市場規模、前年度比53.5%増。2023年度には640億円に達するか【ITR調べ】

ITRは、国内AI市場規模推移と2023年度までの予測を発表した。顔認証システムや自動運転の普及が期待される昨今、画像認識や言語解析などのAI主要6市場は規模拡大を続けている。

ITコンサルティング・調査会社の株式会社アイ・ティ・アールは、AI主要6市場(画像認識、音声認識、音声合成、言語解析、検索・探索、翻訳)の市場規模推移と予測を発表した。

画像認識が国内AI市場を牽引。今後は顔認証や自動運転へ拡大

グラフ:AI主要6市場規模推移および予測(2017~2023年度)
AI主要6市場規模推移および予測(2017~2023年度)

2018年度のAI主要6市場の売上金額は、199億5,000万円、前年度比53.5%増と大幅な伸びを見せた。AI主要6市場の中で、2018年度に最も高い伸びを示したのが「画像認識市場」である。

画像認識の技術は、「製品の外観検査」や「作業員の安全管理業務」で導入が進んできた。さらに現在では、「道路や橋などの社会インフラ」や「各種建造物の保全業務」、「顔認証」、「車両の自動運転」での利用が進み、今後も継続的な導入拡大が見込まれている。

画像認識に次いで高い伸び率を示しているのが「言語解析」だ。現状は、コールセンターでの活用が中心であるが、今後幅広い分野に拡大すると予想されている。

AI主要6市場は今後も継続的な伸びが見込まれることから、2018~2023年度のCAGR(年平均成長率)は26.5%、2023年度には640億円に達する見込みだ。

調査概要

【調査対象】
画像認識市場/対象ベンダー数12社
音声認識/10社
音声合成/6社
言語解析/12社
検索・探索/12社
翻訳/7社
※市場調査レポート「ITR Market View:AI市場2019」に詳細を掲載。AI主要6市場を対象に、国内33ベンダーへ調査
【調査時期】2019年9月~2019年11月

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