Skypeの音声翻訳 ~話し手は、より注意が必要です~

音声が翻訳され、通話ウィンドウに字幕として表示されるSkypeの翻訳について、考察しています。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

機械翻訳のアプリやソフトウェアがない頃には、電話音声を翻訳するサービスがありました。(日本ではあまり普及しませんでしたが)
Skypeでは音声が翻訳され、通話ウィンドウに字幕として翻訳が表示され、正確な同じ通訳レベルの速さで翻訳してくれるもので、
まさに言語の壁が取り払われたといってもよいかもしれません。
Skype翻訳は50以上の主要言語間で使用できます。

通訳という仕事が、専門性の高い職業であることを否定するものではありませんが、
同時通訳の際に文脈の欠落が生じたりするのを目の当たりにすると、機械翻訳のほうがよいのではと、つい思ってしまいます。

Skypeでは、話した内容がテキスト翻訳として残ることも便利です。
かつては会議の議事録などで、音声録音を日英で書き起こし、翻訳をして日本語と英語の議事録を作成したりしましたが、
そんな作業は不要となりそうです。
機械が正確に翻訳してくれますし、スペルも心配なさそうです。

現在の段階では、翻訳言語は1対1、例えば、日本語⇔英語なので日英以外は認識しないようです。
言語認識機能が正確になれば、会話の途中の多言語も翻訳できるようになるでしょう。

人間の通訳では、誤訳もあった反面、余計な内容などを取捨選択したりもできましたし、記録を残すことはありませんでした。
機械では正確に翻訳され、記録が残るので、話し手側はより会話内容に注意し、相手に伝わる言い方が必要とされることにもなりますね。

 

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