インフルエンサーマーケティングの市場規模、2023年に500億円を突破【デジタルインファクト調べ】

ブログからYouTubeやInstagramに情報発信の場を移し、インフルエンサーマーケティングはいまだ拡大している。

デジタルインファクトは、インフルエンサーマーケティング市場に関する調査結果を発表した。

「主にYouTube、InstagramやTwitterなどのソーシャルメディア、ブログなどのオンラインメディア上で、一定のユーザー層に対して影響力を持つ情報発信者」をインフルエンサーと定義。「インフルエンサーによるオンライン上での自社製品・サービスを訴求する活動に対して支払う費用の年間総額」をインフルエンサーマーケティング市場とし、その規模について推計・予測を行った。

インフルエンサーマーケティング市場、2023年には500億円を突破

インフルエンサーマーケティングは、ブログを中心としたものから、2015年頃よりYouTubeやInstagramにチャンネルが変化し、プロモーション需要も拡大。また比較的中小規模のコミュニティを持つ「マイクロインフルエンサー」の活用も進んでいるという。

こうした背景から、インフルエンサーマーケティング市場は着実に拡大し、2018年のインフルエンサーマーケティング市場は219億円と推定された。チャンネル別内訳はYouTubeが39%、Instagramが27%、ブログ・Twitterが23%、その他が11%だった。TikTokやライブ配信サービスなど、新しいチャンネル台頭の兆しも見られた。さらに異なる情報プラットフォームが登場する可能性も高い。

今後も、適正な広告表記に関するルールの徹底、プロモーション効果のより明確な可視化などが進めば、順調に成長は続き、2023年には500億円を突破。2028年には933億円規模に達すると予想されている。成長ペースが変わらなければ、2030年ごろには1000億円規模の市場となる見込み。

 

調査概要

  • 【調査対象】インフルエンサーマーケティング関連事業者、広告代理店、媒体社各社
  • 【調査期間】2019年1月~3月
  • 【調査方法】各種公開情報などの収集、訪問によるヒアリング調査
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