ソーシャルログイン、ECサイトで使われているのは圧倒的に「LINE」。「Yahoo! JAPAN」「Google」に大差

フィードフォースは、ECサイトにおけるソーシャルログイン利用実態を調査し、最新状況を発表した。

フィードフォースが2月26日に公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」によると、ECサイトで最も多く利用されたソーシャルログインは「LINE」だった。

Webサイトにソーシャルログイン機能を実装するASPサービス「ソーシャルPLUS」を使い、「LINE」「Yahoo! JAPAN」「Facebook」「Twitter」「Google」のソーシャルログインを実装しているECサイトを対象にソーシャルログインの利用状況を調査した。調査期間は2018年2月から2019年1月。

その結果、利用割合がもっとも高いのは「LINE」で49.8%。2位以下は「Yahoo! JAPAN」が24.9%、「Google」が11.6%、「Facebook」が9.8%、「Twitter」が3.9%だった。

フィードフォースが公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」
利用ベースで利用割合がもっとも高いのは「LINE」

フィードフォースは「LINE」の利用割合が高い理由について、次のように分析している。

最近のECサイトでは、商品の値下げ通知や発送完了のお知らせなど、商品購入に関わる重要な情報をLINEでタイムリーに通知するため、LINEログインによるID連携を促すケースが増えています。ユーザーにとっても利便性が高いため、LINEログインを利用するユーザーは今後も増えていくと考えられます。

ECサイトに実装されているソーシャルログインの内訳(調査期間は2017年~2018年)は、「LINE」が35.3%、「Facebook」が20.8%、「Yahoo! JAPAN」が20.7%、「Google」が12.9%、「Twitter」が10.3%。

フィードフォースが公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」
実装ベースでのソーシャルログインの内訳

「ファッションEC」「化粧品EC」「食品EC」の3つのジャンルのECサイトについて、実装されているソーシャルログインの内訳を調査した(調査期間は2017年~2018年)。

フィードフォースが公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」 ファッションECサイト
【ファッションECサイト】実装ベースでのソーシャルログインの内訳
フィードフォースが公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」 化粧品ECサイト
【化粧品ECサイト】実装ベースでのソーシャルログインの内訳
フィードフォースが公表した「ソーシャルログイン利用状況調査2019」 食品ECサイト
【食品ECサイト】実装ベースでのソーシャルログインの内訳

3ジャンルすべて1位は「LINE」で、割合は約30~40%。2位以下は「ファッションEC」「化粧品EC」「食品EC」でそれぞれ異なる。

「ソーシャルPLUS」を導入している全サイトを対象とした調査(調査期間は2018年2月~2019年1月)では、最も利用されたアカウントは「LINE」で56.1%。2位は「Yahoo!JAPAN」で18.4%となっている。

ユーザーがソーシャルログインを利用する際のデバイスは、モバイルが89.5%だった。

【調査概要】

「ソーシャルPLUS」を導入している全サイトを対象に、2018年2月~2019年1月の期間で実施。該当期間のソーシャルログインの利用回数は3008万回、利用ユーザー数は955万人。

フォードフォースの公式サイトによると、「ソーシャルPLUS」の導入実績は200社を超えている。

オリジナル記事はこちら:ECサイトで最も使われたソーシャルログインは「LINE」、2位は「Yahoo! JAPAN」(2019/03/07)

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