データ分析は、マーケッター視点で:第1回 デジタル&データの潮流①

PC、スマホ、AIスピーカーと日常での様々な接点がデジタル化しています。その中で、今後2つの大きな流れが出てくると考えている内容について
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

第1回 デジタル&データの潮流 ①

【筆者紹介】

山崎 浩人

広告会社でマス広告、コールセンターでCRMを手がけ、携帯事業者でキャリアレップCEO、電通・CCI出資のクロスメディア事業CEOを勤めた。

その後、外資広告社で企業のブランド戦略やグローバル戦略を支援。現在も戦略系コンサルを担う。

 

・2012年 日本広告主協会Web広告研究会「Web人 of the year」受賞
・講演例:「反グローバリズム時代の企業成長とブランド理念」
 https://www.is-assoc.co.jp/seminar20160120/

(1)ビジネス変革:デジタル・イノベーターの台頭。

 電通イージス・ネットワークが2017年に発表した「世界の広告費成長率予測」によると「2018年には世界のデジタル広告費が初めてテレビ広告費を超える(デジタル広告費のシェアは37.6%、テレビ広告費のシェア35.9%)」と予測されました。
又、アメリカにおいては、デジタル広告においてgoogleやfacebookがシェアを寡占しています。

更にデジタル化の波はメディアにとどまらずビジネス自体を変革していくと思われます。
amazonが小売業界を席巻していますし、UBERはタクシー業界のみならず自動車社会を変えていくであろうと予想されます。
つまり各ビジネスや顧客を結ぶインフラ会社やプラットフォーマーになるようなOSやS/Wを開発した企業が、メーカーや小売といった既存事業の脅威になってくる可能性が高いと考えます。

 私は携帯キャリアに在籍していた時期があり、子会社であるモバイルマーケティング事業の経営をしていたのですが、当初、携帯キャリアはカメラ付携帯でカメラ業界にインパクトを与え、更には「ポータルから広告・決済までの垂直型統合ビジネス」の可能性を追求していました。
当時、“日本のモバイルマーケティングは世界最先端”と言われていたのですが、アップルのiPhone登場でその土壌を瞬時に根こそぎ持っていかれたという苦い経験があります。

これからは、例えば自動車業界において、若者が「OSがグーグルなら自動車自体はどこのメーカーでも良い」と言い出す時代が来かねません。
脅威は業界の外から突然やってくるのです。

これからの企業は、既存のビジネス自体のどこかの領域あるいはどこかのプロセスをデジタル化していける可能性が無いか、他業界からの脅威に対峙出来るか、デジタルでのイノベーションを真剣に検討しておく必要があると思っています。

※次回はデータの多様化について触れてみようと思います。
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